<模擬面接特訓>受講の感想(67)
植山先生
今日は貴重な場を設けて下さり、ありがとうございました。
いよいよ本番を明日に控えたなかでの模擬面接特訓でしたが、私にとっては今日が「本番」と思えるほど緊張してしまいました。
西永福駅には集合時間の50分前位に到着してまず「迎賓館」の下見に行ってきました。
仕事柄、いろいろな都内のマンションに行っていますが、これほどの所は見たことがありません。まさに「迎賓館」の名に相応しい、ものすごい所でした。
そして、そのことが私の緊張感をさらに高めてくれたことは間違いありません(笑)。
15分前に再び迎賓館に戻ると、丁度コンシェルジュの方がホールのドアを開けてくださり、「5分前にご案内しますので今しばらくお待ちください。お手洗いの方は大丈夫でしょうか?」
と話しかけてくださりました。どうも落ち着かないなかでロビーの高級なソファーに座り、少しでも「宿題」の予習をしようとスマホに入れた文章を見ていましたが、全く頭に入ってきませんでした。
そして再びコンシェルジュの方より声がかかり受付カウンターのさらに奥にあるドアから入ってお部屋の方に伺いました。
玄関のドアには「ご自由にお入り下さい」と張り紙が貼ってあったので一応ノックして入りました。シーンとした室内は何もかも綺麗で高級な感じで、さらに緊張の度合いが高まります。
耳を潜めていたら前の時間帯の人と思われる方の声がところどころ奥の方より聞こえてきました。
そしてドアが開き、前の時間帯の女性が現れ、お互いに一言二言交わして明日の健闘を祈り合いました。
女性が帰った後、間もなく植山先生がドアから「どうぞお入りください」と声をかけてくださったので心臓がバクバクしながらぎこちない歩き方で室内に入りました。
例のソファーに案内していただき「プリントを読んで待っていてください」と言われ、5分少々待った後にいよいよスタートしました。
先生はぱっと見たところとてもお疲れの表情で(無理もありませんが)失礼ながらあまりご機嫌も勝れられないご様子で、私の不安はMAXに高まったのですが、それも「作戦」のうちなのかお話が進むにつれ、どんどん緊張でこんがらかった糸がきれいに解れていくように、いつの間にか私は涙が出るほど笑いころげていました。
私の予想では50分間ひたすら通訳とプレゼンのレッスンをして下さるものだと思いこんでいたのですが最初の20分位は、試験にどう向かい合うか、鉄板テーマの応用方法、そして「例のアレ」など他の学校が逆立ちしても出来ない、まさにプライスレスなお話を一対一で聞かせていただきました。
この時点で(受かる受からないは「向こう」の都合だから別にして)明日の試験は楽勝だなと、背負っていた重荷が一気になくなった気分になりました。
改めて先生という人はものすごい人なんだなと感じ入った次第です。
そして逐次通訳演習が4つほど、プレゼンテーマを3つほどやらせていただきましたが、おかげさまで特につまりもせず、2分以内にまとめることが出来、「合格」のお墨付き(信じております)を頂いたのは本当に嬉しかったです。
先生がニコリともせずに「ほぼ完璧です。あなた、来年は試験官やられたらいかがですか?」と言われたのには思わず爆笑してしまいました。
勇気づけてくださるために誰にでもおっしゃってることだとは分かりつつも嬉しかったです。
50分という時間は本当にあっと言う間に終わり、最初あれだけ緊張していたのが、いつも間にかそれが「楽しさ」にかわっていたことはまさに「植山マジック」でした。
ロビーに降りてコンシェルジュの方にうやうやしく挨拶をし、玄関を出ようとした時に、次の時間帯の若い女性の方と丁度すれ違いました。
女性の方も私が模擬面接の受講生だと感じとったのか、不安気で緊張した表情で「どうでしたか?」と尋ねられたので「大丈夫ですよ。植山先生がきっと自信をつけて下さいますよ」的なことを伝えて「迎賓館」を後にしました。
彼女もまた一時間後にここを出る時にはその時の私と同じ清々しく、自信にあふれた
気持ちになっていたことでしょう。
本当は今夜は徹夜覚悟で足りないところを勉強するつもりでしたが、植山先生よりいただいた貴重な資料を隅々までおさらいするに留め、できれば十分な睡眠をとって明日の決選に備えようと思っております。
本当に今日という日を経験できてラッキーでした。先生、本当にありがとうございました。
明日は10時の組なので誰よりも早く「速報」をお送りできるよう、メーラーの下書きBOXにテンプレートをコピペしたものを待機させておきます!
以上