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2016年度<合格体験記>(159)

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2016年度<合格体験記>(159)

●英語(動画利用者、教材利用者、『日本的事象英文説明300選』購入・利用者)

(1) 受験の動機

受験の動機は、2つ。
①一応英語が使えるので2020に向けて何らか役に立てたい。どうせ役に立てるなら専門的な形の方がいい。
②通訳ガイドを実践しながら、大学教員(研究者)としては、“インバウンド観光マーケティング”について、研究の幅を広げたい。

(2)第1次試験対策

<英語>
TOEIC840点以上につき免除。

<日本地理>
大学教員の8月は、かなり自由になる時間が多い。
一次直前の1週間~10日間を、集中してこの試験の勉強に充てた。
それにしても時間がないので、『通訳案内士「地理・歴史・一般常識」直前対策』(語研)という新しい本1冊に集中して、賭けた。
まず、一度、じっくりと読んだ。なるべくその場で“覚えてしまう”つもりで、グッと気合を入れて読んだ。
学生時代から「地理」は好きではなく得意でもなかった。
「○○樹林」とか「どこどこの特産物は△△」とかもあまり興味はないが、無理やり頭に刻みつけた。

<日本歴史>
日本歴史は、けっこう楽しかった。大学受験生に戻ったみたいで、ちょっとワクワクした。
やはり”直前対策本“を一度じっくりと読み、その後再度読んだ。
2度目は、全体の流れや事実相互の関連(政治史と文化史の関連など)に注意しながら読んだ。
また、疑問に思ったところ、気になったところは、ネットでさらに調べて確認し、自分なりのメモ(おおまかな年表的なもの)をつくった(iPhoneのメモ上に作成し、何度か見直した。iPhoneのメモ機能はなかなか使える)。

<一般常識>
一般常識も、基本は日本地理と同じ方法。
一般的な常識はある方だと思っていたので、当初他の科目より取り組みやすいだろうと考えていたのだが、自分が考えていた一般常識とは少し違い、訪日外国人の国別の増減などを覚えるのに苦労した。
それでも、無理やり頭に刻みつけた。
一度読み終わると再度読み返し、2度目は流し読みながら、キーとなる事実の記憶に務めた。

(3)第2次試験対策

一次試験の自己採点では、日本歴史は90点近く取れていたが、日本地理は70点弱、一般常識は60点弱で、ウエブに記載された情報から不合格(惜敗)だと思っていた。
が、たぶん平均点調整のせいで、日本地理と一般常識もかろうじて合格した。
しかし、不合格だと思っていたので、合格通知が来るまで第2次試験対策をまったくやっていなかった。
ここから、ハロー通訳アカデミーとの付き合いが始まる。
ネットに公開されていた動画や資料を読みあさった。
そしてそこで得た知識を元に、自分なりに方針(作戦)を立てた。

自分自身の状況や能力をまとめると、
(A)米国生活や仕事上での英語のやり取りの経験を通して、完璧な英語では全くないが、自分が伝えたいことはだいたい伝えられる。
(B)予備校に通うなどして勉強している人に比べて、「歴史的用語などの英語」は圧倒的に弱い。
(C)限られた時間しかない。上記Bで触れた専門的英語を覚えている暇はない。
(D)広告代理店時代(大学教員になる前は長く広告代理店に勤めていた)の経験により、臨機応変に話題を思いつくことは出来る。

そして時間的な問題から、「100%を目指す」のは、無理だ。
ハロー通訳アカデミーのウエブサイトの情報を詳細に読むと、「通訳案内士の二次に通る」ことだけを考えれば、「難しい内容を正しく難しい英語で言えるように暗記しまく」らなくても、幸運であれば合格することもある、と思えた。
出来は6割でいいという。
そしてこの試験は、「通訳ガイドを雇うための試験」ではなく、「通訳ガイドのスタートラインに立てる人を見極めるための試験」。
この時点で完璧である必要は、ないのではないか。

そういったことを混ぜ合わせて僕が出した方針は、
①新しい単語や表現は、基本覚えない。
②最初の「日英通訳」は、読み上げられる日本語の内容を覚えきれないのでメモの必要がある。でもこの「メモ」が難しい。「英語か?漢字か?カタカナか?ひらがなか?どの程度正確に書くか?どの程度書いてあれば、内容を思い出しながら英訳できるのか?」について練習しておく。
③プレゼンテーションのテーマは、3つのうちで最も「現代に近い」テーマを選ぶ。あるいは「現代に近づけて語れる」テーマを選ぶ。
④全体として、自分が話せる得意な分野に持って行く。たとえそれが、苦肉の策だとしても、だ。

②については、無料の動画にあった「模擬面接」で読み上げられる日本語を「メモ」することを、集中的に練習した。繰り返すうちに、どの程度のメモがあればまぁ何とか英語で説明できるのかが、だいたいつかめた。

そんな風にして、僕は二次試験にも合格した。
薄氷を踏む思いだったし、誰にでも当てはまる貼り方ではないと思う。
それでも、ネイティブの試験官と「盛り上がる」ことが出来たので、二次試験終了時にすでに、一次試験終了時よりもはずっと「合格したんじゃないかな」と自信を持つことが出来た。

(4)ハローのメルマガ、セミナー、動画、教材などで役に立ったこと

※特に、以下のものは、これなくして僕の作戦も立てられることはなく、二次試験合格も手に入れられなかっただろうもの。

・第2次口述試験対策<特別講演会>資料
http://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/dd10a77fe2b8ce9949d02b7bd0c6f991

・その中でも特に、【10】話に詰まってしまった時の4段階対処法
http://hello.ac/2014secondexam.pdf の23ページ

・『日本的事象英文説明300選』の時間の許す限りでの拾い読み

(5)今後の抱負

大学教員として僕が授業を持っているのは、月火水の週3日。
つまり後の4日(木金土日)は、依頼さえあれば、通訳ガイドの仕事にチャレンジできる。
もし出来れば、まずベーシックな実力を付けて、その後は、広告やマーケティング関連に特に強い通訳ガイドになれると嬉しい。
そして、その経験を「インバウンド観光マーケティング」の研究にも反映できたら、と考えている。

以上


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