通訳案内士試験第2次口述試験【13:00~14:00】の時間帯の<受験レポート>(その1)
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【13:00~14:00】
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●通訳問題文(ICカード)
日本の交通網を利用するときは、ICカードの利用が便利です。事前にチャージしておけば、全国ほとんどの電車やバスが、一枚のICカードで利用できます。
●プレゼンテーションのテーマ(日本三景、宝くじ、鎖国)
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<受験レポート>(1)
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●プレゼンテーションの内容(日本三景)
There are three most famous sceanic locations in Japan, which are Matsushima, Amanohashidate, and Miyajima.
First, Matsushima is located in Miyagi prefecture. Literally means "Pine island", the island is covered by many trees. The harmony between pine trees and sea is very beaufiful.
Second, Amanohashidate is located in Kyoto prefecture. Amanohashidate, literally means "Heavenly bridge", is a lond sandbar.
(ここで1分)
Finally, Miyajima is located in Hiroshima prefecture. Miyajima, literally means "Shrine island", is famous for its magnificent Itsukushima shrine. It is a shrine over the sea on the long pillars. A Torii of Itsukushima shrine is also very famous for the image(impression)of floating on the sea. Torii itself is a gateway to Shinto shrine consists of two upright posts connected at the top by two horizontal crosspieces.
(ここで2分のため終了)
今思えば、最後に鳥居とは何かと説明をするのではなく It is hoped that more and more foreign tourists will enjoy such beautiful locations. That's all, thank you. と時間内に終わらせればよかったと思います。植山先生にあれだけ使えるフレーズを教えていただいたのに、と悔やまれます。
●「日本的事象英文説明300選」の説明(参考)
・松島
Matsushima is regarded as one of the three most famous scenic locations in Japan. Matsushima, which means Pine Islands, is distinguished by its many small pine-covered islands. The harmony between islands and sea creates breathtaking beauty which is outstanding in any season or weather."
松島は日本三景の一つとされている。松島は、「松の島」を意味し、松に覆われた数多くの小さな島々で有名である。島々と海がよく調和して、どんな季節や天候においても、息を呑むほどすばらしい景観を見せてくれる。
・天橋立
Amanohashidate is regarded as one of the three most famous scenic locations in Japan. Amanohashidate, which means Heavenly Bridge, is a long sandbar lined with pine trees. To see the heavenly bridge, you are supposed to turn your back to the scenery, bend over, and look from between your legs."
天橋立は日本三景の一つとされている。天橋立は「天の橋」を意味し、松の木が並ぶ長い砂州である。天の橋を見るためには、その景色に背を向けてかがみ、脚の間から眺めるとよい。
・宮島
Miyajima is regarded as one of the three most famous scenic locations in Japan. Miyajima, which means Shrine Island, is famous for the magnificent Itsukushima Shrine extending over the sea on long pillars. Its large red torii is renowned for the impression it gives of floating on the sea."
宮島は日本三景の一つとされている。宮島は「神社のある島」を意味し、長い支柱で海の上に張り出している荘厳華麗な厳島神社で有名である。厳島神社にある朱色の大鳥居は、それが作り出す海の上に浮いているように見える印象で有名である。
●質疑応答の内容
(A)Have you ever been to Amanohashidate?(なぜ天の橋立?と思いましたが、試験会場が京都だったから?)
(私)No, I have never been to there, but I have been to Miyajima.(宮島しか行ったことがないので何とか宮島につなげたくて)
(A)Which location do you recommend for foreign tourists?
(私)I would like to recommend Miyajima as the best for foreigners, because Shinto is indigenous Religion of Japan, so I think it is very good to see it.
There are no other places that you can see such shrine floating on the sea, well...actually not floating but looks like floating. It is build on long Pillars.
(A)Are there ○○?
聞き取れなくて2回くらい聞き返した結果、deersということがわかり、
(私)Yes, there are many.
(A)Do they ○○?
聞き取れなくて2回くらい聞き返した結果、biteということがわかり、
(私)They don't bite..well..there are a lot of tourists, so I think they are not used to bitingと曖昧な答え...
ここで終了
●ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと。
「日本的事象英文説明300選」、第2次口述試験対策特別セミナー等の動画、メルマガ
●植山先生
毎日のメルマガ、動画や資料の配信、模擬面接など、無料でここまでしてくださって本当にありがとうございました。
1次試験前に偶然ハローのブログを見つけた日から2次試験当日まで、メルマガの情報、無料ダウンロードした教材、プレゼント頂いた「300選」など、植山先生を信じて頑張ってきました。2次試験のプレゼンの内容を見てもわかるように、「300選」の表現をそのまま使っただけでなんとかプレゼンになりました。
(鎖国もにあったのでどちらにしようか迷い、直観で2分話せそうだと思った日本三景選びました。むしろ時間をオーバーしてしまいましたが。)
今思い返すと、1次試験直後の私は何一つ日本事象を説明することができませんでした。そして「300選」を初めて読んだとき、あと2か月で自分の口で説明できるようになるのだろうかと呆然としてしまいました…
でも、あきらめずにここまで来れたのは植山先生のメルマガ、2次試験特別セミナー等の動画のおかげです。2次試験直前には、模擬面接を受けた皆さんの臨場感のある感想や、スーパー高校生、中国語、フランス語受験の方の動画を大いに参考にしました。老若男女の皆さんが同じ試験に向けて頑張っているのだという事実は、何よりも励みになりました。
なお、13時からの通訳問題は他の時間に比べ易しかった印象があり、プレゼンの題材もすべて「300選」にありましたし、この時間で運がよかったです。プレゼンが時間内に終わらず、また質疑応答で聞き取れない単語を2,3度聞き返してしまったことがどのように結果を左右するかわかりませんが、自分の持っている力は出せたと思います。
植山先生どうもありがとうございました。
今年不合格なら来年も、そしてもし今年英語で合格していたら来年はドイツ語で受験しますので、どちらにしても引き続きメルマガでお世話になります。今後ともどうぞよろしくお願いします。
また、こんなにお世話になっている植山先生にこれ以上の要望をお伝えするのは大変恐縮ではありますが、地方在住者として一言だけ要望を言わせて頂くとすれば、もし来年以降模擬面接をされることがあれば、Skypeを利用したオンライン模擬試験も検討して頂けないでしょうか。
今回、植山先生の模擬面接を複数回受けられた方がいた一方、(私を含め)金銭的、時間的に地方から参加出来なかった受験生もいたと思います。
私は2次面接対策として某オンライン英会話を利用して英語に触れる機会を作り、その利便性に大変助けられたため、もしSkypeを利用して植山先生の模擬面接が受けられたらいいのに、と、思っていました。
少し話が大きくなって申し訳ありませんが、地方在住の通訳案内士を増やすことも、観光立国日本のためには必要だと考えます。
何事も東京一極集中の現状が少しずつでも変わっていけばと、私が通訳案内士になった暁には観光をとおして関西の活性化に寄与したいと常日頃から考えています。
毎日のブログ更新、2次試験前の動画配信、当日の速報など、この数週間連日のお仕事でお疲れのことと思いますので、どうかご自愛ください。
少し早いですが、よいお年をお迎えください。
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<受験レポート>(2)
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●プレゼンテーションの内容(日本三景)
Let me talk about the three scenic locations in Japan.
It's Matsushima in Migyagi prefecture, Amanohashidate in Kyoto prefecture and Itsukushima jinja or Itsukushima shrine in Hiroshima prefecture. They are regarded as the three most scenic locations in Japan. Let me talk about the three places.
First, Matsuhima means pine islands. There are a lot of islands where pine trees are planted. The contrast of the pine islands and the sea is very beauriful.
Second, Amanohashidate. It's a long sand bar where also pine trees are planted. You are supposed to turn your back,bend down and see it between your legs.
Third, Itskushima shrine. It's also designated as a world heritage site. You can see a large torii gate on the sea.It looks like floating on the sea.
●質疑応答の内容
(A)You said that at Amanohashidate you should turn around and look the scenery between your legs.Why do you think so?
(私)Because... it's a customary way of seeing Amanohashidate...
(A)Why is it a custmary way of seeing it?
(私)Because... it looks like a heavenly bridge.
(A) There are a lot of beautiful places in Japan.Why are those three places among them called the three most scenic locations?
(私)I suppose they have characteristics.They are characteristic and original. For example,aboutItsukushima shrine,you can see a large Torii gate on the sea.
(A)If you go to one of the three locations after this exam,where would you like to go?
(私)Actually, I've been to two of the three places. I would like to go to Itsukushima shrine because I think it's the most beautiful place in Japan. When I went there, I felt the large red Torii in the sunset was extremely beautiful and I was moved very much. So I would like to go there again.
●ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと。
・メルマガ
・「日本的事象英文説明300選」
・マラソンセミナー日本地理のDVDとテキスト
・マラソンセミナー日本歴史、一般常識のYOU TUBE映像とテキスト
・第1次試験後の植山先生の各セミナーYOU TUBE映像と資料
・直前模擬面接
●「300選」の暗記が結局最も効果的だった!
私の回のプレゼンは、すべて「300選」にあるテーマだったので、問題を見た瞬間、ホッとしました。その内、「宝くじ」だけは全く縁がなく、話を膨らませるのが難しいと思いましたが、後の2つは「日本三景」「鎖国」と比較的話しやすいテーマでした。そこで、どちらにするか一瞬迷ったものの、日本三景は、その内2つに行ったことがあった上、一つずつ順番に言っていけば2分間が埋まるであろうこと、また、私がリアルに感動して大好きな厳島神社が含まれているので、こちらを選びました(「それでも上述程度の英文しか出てこないのか!」という感じですが・・・お恥ずかしい限りです)。
先日、元試験官で、試験を作る側にもいた方とお話しする機会があったので、何故去年から試験形式が変わったのか聞いてみたところ、「受験生はみんなハローの「300選」を一所懸命暗記するが、この試験は暗記力の試験ではないので」と聞いていましたが、終わってみると、やはり「300選」の暗記が最も2次対策として効果的であると証明されたような、皮肉な内容だったと感じました。
「試験に出る英単語」の序文か何かに、著者が「読者から『これだけこの本が普及してしまうと、試験問題作成者は、この本にある英単語を使わないようにするのではないか?』と聞かれることがあるが、果たして、この本にある英単語を使わないで、まともな英語の問題文ができるだろうか?」というようなことを書いていましたが、「300選」も同じように「 果たして、「300選」にあるテーマに触れないで、日本的事象についての問題ができるだろうか?」ということだと思います。
このプレゼンの他、通訳も特別難しいところがなく比較的取り組みやすい内容だったので、今年は合格者を増やすために問題を簡単にしたのだろうと思いましたが、終わってから他の回の問題を見てみると、必ずしも取り組みやすい問題ばかりではなく、私の回は巡り合わせが良かったことが分かりました。
ともあれ、植山先生、本当にありがとうございました。文法ミスや不十分な答えもありましたが、合格していましたら、祝賀会でご挨拶させて下さい!
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<受験レポート>(3)
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●プレゼンテーションの内容(宝くじ)
Let me tell you about Japanese Lottery, “Takarakuji”. There are two big lotteries in Japan. One is the year-end super lottery, that's we call “Nenmatsu Jumbo”. And the other is what we call “Summer Jumbo” lottery. These two lotteries are very popular for Japanese people wince they are the biggest lotteries in Japan in terms of winning prize money. The winners are decided and released on the New Year's Eve.
So, it is considered as a part of the Year-end ritual for many Japanese people. Recently, in the year-end lottery, if you win the first prize, you will receive 300 million Japanese yen. The amount of first winning prize used to be 100 million yen, but it was changed by the national government several years ago. In fact I am not sure about the timing, but certainly they did. A part of the reason is that they wanted to sell a dream to the people.
Japanese economy at that time was not yet recovered, and the people would like to have a hope for the New Year's coming. If they win, they will be able to receive big money. I think this idea is very close to the people's visit to the shrine for their new year's first prayer wishing for a happiness. There are lots of places you can buy those lotteries. One of the famous place is Ginza, which is also famous as a shopping district in Japan. On average, Japanese people, I mean individual, will spend ten thousand Japanese yen for purchasing lottery.
<懸念事項>
・最初にサマージャンボ宝くじのことも挙げていたのに、説明は年末ジャンボのみになってしまった。
・時間はおそらく1分30秒くらいで終わってしまった。
・瞬時にテーマを選んだものの、「これって訪日外国人観光客向け?」という疑問がついて回っていた。が、それを意識するよりもとにかく説明、と思った。
・平均ひとりあたり1万円をつぎ込むと言ってしまったのはとっさのデッチあげです。自分だったら、頑張ればそれくらい出してしまうし、巨額を投じる人もいるし、と思いつつ。
・最後まで、外国人観光客に対してアピールするというような具体的文言が欠けていた。
●質疑応答の内容
Q.「平均1万円をつぎ込むと言われましたが、それは1枚あたりですか?」
A.「違います。1枚あたりは300円です。日本人はキリのいい(「Sharp number」と言ってしまいました)が好きなので、縁起(Good luck)を担ぐ意味でも、年末に投じるんです」
Q.「日本には何種類くらいの宝くじがあるのですか?」
A.「国の法律により、全国宝くじは地方自治体が運営することになっています。日本には都道府県が47あるため、少なくとも47種類以上はあるのではないかと思います」
●その他
・試験官は2名。1名は60代くらいの教員とみられる上品な女性。もう1名は、アメリカ人の30歳くらいのかわいらしい女性でした。
・入室は、日本人試験官がご案内くださいました。
・試験官との座席の距離は1メートル30cmくらいかと思います。思ったほどは離れていませんでした。
・最初に、「名前」と「どこから本日はお越しになりましたか?」「今の気分は」と日本人試験官より英語で聞かれました。
・試験開始前の「待機室(1)」、2番目の「待機室(2)」、試験室の前での待機。試験後の「待機室(3)」と、待機するところがたくさんあります。受験順次第では、トイレに行かせてもらえないので、一度トイレに行くと決めたら、どこでもいいのでとにかく聞いてみるといいと思います(その場が無理でも「次の待機場所でまだ行けます」というような指示をいただけます)。
・携帯電話などの通信機器については、電源オフの確認などはされず、受験者に「電源をお切りください」という指示が(板書と口頭で)されただけでした。
・待機室(1)は、大学(昭和女子大)の大教室であったようで、150名程度いたのではないかと思います。そのうち、5名ほどの女性が和服をお召しでした。私は通常のスーツでまいりました。
・面接自体はとてもいい雰囲気で、フレンドリーに済ませられました。プレゼン時に手元のメモを見たのは、宝くじの賞金金額(数字は間違えないために、30秒の準備時間中にメモしておいたので)を伝えるときで、あとはアイコンタクトを左右の試験官に対して行っていました。
・植山先生の模擬面接を2回受けていたおかげで、ゆっくりと落ち着いて、きちんと話せていたのが自分でもよくわかりました。
・外国人観光客に対して説明する、という観点が弱い(もしくは抜けていた)と思われるプレゼンだったのですが、外国人面接官の方を向いて話す際には、相手が外国人ということを意識して、つい日本の詳細説明ができていたかも・・・と思っていますが、あくまでも個人的な感触です。
・自己採点では、五分五分かなと思っています。面接としての雰囲気はよかったと思うのですが、いかんせんプレゼンの内容に不安が残ります。
・会場を出て、すぐに携帯のスイッチをオンにし、植山先生に受験速報をお送りしました。まるで二次試験という名の「プロジェクト」に参加しているような気がして、「一刻も早く報告を送らなくては!」という気持ちになれたことがワクワクしました。そういう意味では、とても楽しい一日となりました。
・結果は、天に任せます。職場では官報が容易く確認できるので、2月5日には名前が載っていればいいなと思いますが、まずは日本人らしく、年越しを迎えたいと思います。植山先生、本当にどうもありがとうございました!!
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<受験レポート>(4)
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●プレゼンテーションの内容(鎖国)
National isolation is a political system in the Edo period. Adapted by the Edo government for security from European countries, it also ensured to rule over provincial lords by depriving them of their ability to conduct foreign trade.
As a matter of fact, in the Edo period, there were no wars for about 200 years. Compared to other countries, it was amazingly peaceful era. It is said that the national isolation helped to keep the peace.
And, when you heard "National isolation", you would imagine " Japan was totally isolated". But actually, Japan traded with Netherlands and China. So it was not totally isolated. About 50% of trade was conducted with China."
ここでタイムアップになってしまいました。
●質疑応答の内容:外国人試験官=(A)
(A)当時オランダや中国とどのようなものを交易していたのですか?(英語でどのように表現されたのか、はっきりと覚えていませんので日本語で書きます)
(私)I think, with China, raw silk and seafood. With the Netherland, I think・・・food and cards and・・・(交易されていたものについて、全く思い出せず、仕方がないので思いついたものを述べました。そして苦し紛れに
「Therefore, a lot of word of the Netherlands remain in Japanese.と述べてしまい・・・
(A)for example?
(私)ここでまた、頭に浮かぶのがポルトガル語由来の外来語ばかりで・・沈黙するよりましかと「Sorry, I'm so nervous.」と言ったところ
(A) Oh, no,no it's OK!
と笑って盛り上げてくれたので
(私)Oh, yes, KASUTERA!
(両試験官が「I see!」と笑顔でうなずいてくれたのですが、後で考えたらカステラもポルトガル語由来でした)
(A)鎖国していたことによって独特に発展した文化がありましたか?
(A)Yes. For example, lacquer ware, such as Wajima, Aizu.(塗りを言うのを忘れてしまいました)
And, there are many theatrical arts in Japan, such as Kabuki, Noh, Bunraku, Kyogen. They are so original.
(江戸時代に発展した歌舞伎と文楽だけを答える方が適切だったと後で気づきました)
ここで、外国人試験官の方が日本人試験官に大きくうなずき、終了となりました。
●ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと。
・先日植山先生の模擬面接を受けさせて頂いたので、今日はそれほど緊張することなく済みました。
・与えられたトピックがいずれも「300選」にあるものだったので、比較的慌てずに選択することができました。
・試験会場の写真を待ち受け画面にしていましたし、イスの状態なども事前に教えていただいていたので、入室後も落ち着いていることができました。
・「試験官たちは、合格させたがっている」ということを植山先生に教えていただいていたので、安心して受験できました。実際、試験官の方たちからも応援してもらっている雰囲気がありました。
・昨年受験された方の体験談で「ペンが書けなかった」ということがあったので、迷わず鉛筆を選択しました。試験官の方がゆっくり読んでくださったので、ほぼ全文メモしました。
・植山先生が模擬面接はもちろん、面接対策に提供してくださったたくさんの資料、映像、そして「300選」。そしてブログやメルマガ、どれも本当に心細い独学を支えて下さいました。とても感謝しています。
●最後に
しかしプレゼンで観光ガイドと結びつけることができずに終わってしまい深く反省です。貿易について述べるよりも、鎖国の終了について述べ「開国後、外国人観光客が訪れるようになった」点を述べる方が適切でした。
そして質疑応答は本当に相当苦しい感じの内容になってしまいました。恥ずかしいです。でも黙り込むことだけは避けたのと、試験官の方が笑顔で応援してくださったので、終始和やかな雰囲気であったことだけが救いのような気がします。
植山先生に教えていただいたことを十分に生かしきることはできず申し訳ありません。しかしながら、先生の様々なサポートに本当に感謝しています。資格が取れるまで頑張ります(資格が取れてからももちろん頑張ります)ので、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
また、打ち上げにも参加させていただき、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。
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<受験レポート>(5)
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●プレゼンテーションの内容(鎖国)
17世紀中頃、徳川幕府は鎖国体制に入ることを決定しました。キリスト教が広く布教されてしまうと、封建制度で成り立っていた幕府そのものが崩壊するのではないかと恐れたからです。その後200年ほど鎖国状態は続きましたが、1853年にアメリカからペリー提督が浦賀沖にやって来て、幕府とinternational trading を行いたいので鎖国を解くように迫りました。ペリー提督は一年の猶予を与えたのち、翌1854年に再来し、この時幕府は開国することを決定しました。この幕府の態度は、当時の侍たちの多くを失望させることとなり、この出来事が後に明治維新へと繋がっていきます。
(体感では1分30秒は過ぎていたので話終えたのですが、日本人面接官はしばらく終わったことに気付かず、10秒ほどしてから『終わりですか?』と確認されましたが、自信をもって『ハイ、以上です!』と言い切りました(笑))
●質疑応答の内容
面接官:開国に際し、最初に開かれた港は?
私:横浜港です。元々は小さな漁村でしたが、ペリーが最初に訪れた浦賀に近かった為、この港が選ばれました。
面接官: 鎖国中でも、長崎の小さな島で、交易は続けていたのでは?
私: はい、実はそうなのです。オランダ、中国、朝鮮とだけは交易していました。この国々はキリスト教を布教しようとしなかったので、安全と見なされました。
面接官: 鎖国をして良かったことは?
私: 日本の伝統芸能が育ったことです。例えば、浮世絵や歌舞伎はこの時代に生まれ、発展しました。
面接官: では、逆に良くなかったことは?
私: 軍事力の差です。実はそれが一つの大きな原因になって開国に至ったのですが、ペリーが日本に来たとき、西洋の軍事力に日本人は驚き、西洋の強大な力から日本を守るには、彼らに追い付くために近代化や産業化する他はなく、そのためには鎖国を解かなくてはならない、と思うに至りました。
面接官: あなたは先程、歌舞伎のことを話しましたが、我々外国人には大変難しく感じる。それでもあなたは歌舞伎を勧めますか?
私: はい、もちろんです。歌舞伎は one of the best traditional stage art of Japan ですから是非見ていただきたいです。もし難しく感じるならば、イヤフォンガイドを借りてみるのはいかがでしょう?東銀座駅直結の歌舞伎座なら、英語のイヤフォンガイドをしながら歌舞伎を楽しめます。
●ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと。
まず、一次社会科対策はすべて、ハローの教材を使用させていただき、合格させていただきました。それだけでなく、二次対策の時にふとした時に先生方の小話や覚えやすい語呂合わせなどが頭に浮かんで、勉強が大変はかどりました。実践に沿ったご説明だったんだなと改めて気付き、感動しました。
試験当日までしていたのは以下の2つです。
(1)当日まで300選をひたすら聞いて音読すること。
私が本番で選んだトピックは鎖国でしたが、困ったときにふと、300選のキーワードが助けてくれました。節々に300選の単語たちを散りばめられたので、話が途切れることなく最後まできちんと話せました。
(2)先生のセミナーやメルマガで発表されるトピックと、そこから連想されるトピックをノートにまとめて発表の練習。
11月16日に初めてセミナーにお邪魔してから、ひたすらトピックを増やしては調べ、まとめ…をやっていった結果、12月6日までに106のトピック(108worldly sins と同じ数まであと2つ!(笑))をまとめてあり、家族に手伝ってもらい、『ランダムに出題→30秒のシンキングタイム→2分で発表→質問2つ』をすべてのトピックでやり終えたとき、かかった時間は5時間を超えていました。どれだけやっても人生経験や知識の豊富な先輩方には敵わないと、最初のセミナーで先生にご相談申し上げましたが、先生のお陰で自分でも0からここまで知識を増やせた、5時間や106つ、という数字が、私に小さな、でも確かな自信を授けてくれました。
それでも当日は緊張しましたし、いざ本番前、耳を澄ませて前の方のお話を拝聴しようと耳ダンボにしましたが、残念ながら私の前の方の声が小さかったのか、何も聞こえず変な焦りも生まれましたが、会場に向かう前に見た先生のブログにどんどん速報が更新されていく様を思いだし、先生の熱意や受験生の方のご厚意に涙が出そうになったこと、そして106つ、5時間分のトピックが私にはある、何とかなる!と念じ、笑顔で決戦の地へ向かうことができました。もちろん、発表は大声でしたことは言うまでもありません(笑)
先生のお陰で、孤独なはずだった通訳ガイド試験がなんだか団体戦のような気分で受けられました。昨日までは正直、勉強が辛かったのですが、もうやらなくても良くなったと思うと何だか寂しいですし、もっと深く学びたい気持ちが込み上げています。2月5日まで、まったりもう一度、ハローの動画教材にてお勉強し直そうかなと思っている次第です。
受験生の方々同様、先生も今日まで全速力で走ってみえたことと存じます。私なぞが言うまでもないことですが、来年も再来年も、ずっとずっと先生のお力を必要とされる方々は増え続けることでしょう。その為にも、先生には時に休息を取っていただき、いつまでもお元気でご活躍頂きたく願っております。
試験の合否は、気になりますが天に任せます。そのくらい、悔いのない試験でした。人生で、悔いなく試験を終えられることって稀有なことだと思います。まさに、これは一生の財産になる試験でした。お礼を言っても言い切れません。本当にありがとうございました。
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<受験レポート>(6)
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●プレゼンテーションの内容(鎖国)
英語で何と言ったかはっきり思い出せませんので、日本語で趣旨を申し上げます。
・「鎖国は、17世紀に江戸幕府が採用した、国を閉じる政策である。16世紀の中ごろポルトガルやスペイン人が日本にやってきて、日本はそれらの国と貿易をするようになった。キリスト教の宣教師も来てキリスト教を広めようとした。のちになって日本の支配者は、キリスト教徒による一揆を恐れ、またポルトガルやスペインによる侵略を恐れ、ついに鎖国を決めた。西洋との貿易を長崎に限定し、相手もオランダ人に限定した。そのため国は安定したが、19世紀になり外国船がやってきて開国を迫り、ついに国を開くこととなった。」
●質疑応答の内容
Q:鎖国の効果は何か。
A:外国の侵略から国を守ることについて効果があった。
Q:江戸はどういうところであったか。
A:海に開け日本各地との交通が便利であり、かつ平野が広がり、城下町を建設するのに都合がよかった。
Q:各地の大名をどのように統括したのか。
A:一年ごとに大名を江戸に住まわせ、大名の家族を江戸に住まわせる仕組みが効果を発揮した。
●ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと。
1次試験では、ハローの無料教材を全部プリントし、何度か読み返し、練習問題もすべてやってみました。試験の全体像や試験に出るトピックの把握に大変役に立ちました。
2次試験では、植山先生の9月と11月の特別講演会に参加して、試験の雰囲気や窮地に陥った時の対処法などについて教えていただきました。
その際に下さった資料の「予想されるプレゼンテーションのテーマ」は大変助かりました。
・資料:http://hello.ac/2014secondexam.pdf
・動画サイト:http://youtu.be/KByZiCX6tr4
ここに示されたテーマのうち、日本地理関連と日本歴史関連のほぼ全部と、一般常識の主なテーマ一つ一つについて、自分なりのプレゼン案を作成しました。
ここに「鎖国」もあったのです。植山先生ありがとうございました。大当たりでした。
(上記の資料の29ページより抜粋)
After Commodore Perry came to Japan, Japan opened its door to the world after 220 years of national isolation. And Japan realized the need to establish a modern state to cope with powerful Western countries. The last shogun Tokugawa Yoshinobu stepped down in 1867, and Emperor Meiji came to the throne. Thus, the Meiji Restoration took place in 1868, which included a series of drastic political, economic and cultural changes. The new government promoted industrialization and modernization, through abolishing the feudal system and introducing Western culture and political systems.
The Meiji Restoration also brought about internationalization of Japan and foreign tourists began to visit Japan.
<訳>
ペリー提督が日本に来た後、日本は、220年間の鎖国を解いて、開国しました。そして、日本は、西洋列強に立ち向かうために、近代国家樹立の必要性を理解しました。最後の将軍である徳川慶喜は、1867年に将軍職を辞し、明治天皇が即位しました。このように、1868年に明治維新が起こり、一連の抜本的な政治、経済、文化的な変革がなされました。新政府は、封建制度を廃止し、西洋の文化や政治制度を導入して、日本の工業化と近代化を促進しました。明治維新は、また、日本の国際化をもたらし、外国人観光客が日本を訪れるようになりました
<解説>
ペリー来航(1853)→開国(日米和親条約)(1854)→大政奉還(1867)→明治維新(1868)→日本の近代化、工業化、国際化(鹿鳴館外交)→富国強兵→日清戦争(1894~95)→日露戦争(1904~05)の流れは重要。最後の “foreign tourists began to visit Japan.”は、取って付けた感は否めないが、ペリーの砲艦外交が、日本のインバウンド観光(inbound tourism)の先駆けとなった事実は重要。
●その他の工夫:
特別講演会で笑顔の練習をしたときに、先生に褒められ、大変うれしく思いました。これは大切なことだと思い、本番でも笑顔と明るい発声ができるよう留意しました。今朝は、日曜日に習っている音楽教室で発声のレッスンを受けてから午後の試験に臨みました。その効果があり、はっきりした声で応対できたと思います。
合否は分かりませんが、全力を尽くしたつもりです。ご指導本当にありがとうございました。
以上