2014年度通訳案内士試験<合格体験記>(13)
●[英語](メルマガ読者)
(1)受験の動機
通訳案内士、通訳は以前からあこがれの職業でした。しかし安定した職業と子どもの養育ということで公務員を選択しました。職業としては英語教師をしていますが、英語の教授法だけはかなり専門性を高められましたが、英語力についてはいつも不満足で、英語力を生かせる状況で他者とのかかわりを持ちたい、通訳として英語で勝負していきたいと常々思っていました。子どもも成人し、かねてからの憧れと、おもいをかなえようと通訳案内士の資格を取り、転職したいと考えました。
(2)第1次試験対策
英語は英検1級を取得していたので免除となりました。地理、歴史、は”高校生の参考書が役に立った。”と体験談に書いてあったので、大学受験用の参考書、問題集、で勉強しました。一年目は気持ちだけ焦ったものの、あまり取り組みせず臨んでしまいました。
しかし、思いのほか地理は自分の大学入試の時の知識がまだ役に立って一度で合格しました。歴史は現役時代(高校生のころです。かなり昔になってしまいますが)世界史を選択していたので、日本史の知識が本当になく、惨憺たる得点でした。一般常識も’新聞とニュースを熱心に読み、聞いていたら何とかなるかな”と思っていましたが、考えが浅はかでこちらも勉強の必要性を痛感しました。
翌年こそ絶対合格する、と誓いを立てて2年目に臨みました。とはいえ、勉強を始めたのは検定料を支払ってからで、1 次合格も奇跡のようなものでした。基本は通訳案内士試験の問題集を使った勉強で、ノートを1冊作り問題で間違えた箇所を自分でまとめていき、電車の中や余分な時間がある時そのノートを頼りにおぼえるようにしました。
歴史は「マンガ日本史」を熱心に読みました。「マンガ日本史」これは大変役に立つと思います。頭の中で登場人物が生き生きと動き出して、ただの名前や史実を覚えるよりずっと効果的に記憶に残りました。一般常識は特別に対策を取りませんでした。
そのため、自己採点では60パーセント正解がなく、本当に奇跡で合格したようなものです。2014年度は一般常識が難しかった、ということで平均点が低かったのでしょうか。そのおかげで合格することができました。さらに新聞を丁寧に隅々まで読み込んで、一般常識力を付けなければならないと、1次試験が終わった後痛感しました。
(3)第2次試験対策
自己採点をして一般常識はぎりぎりだったので不合格と思い、1次合格があるまでほとんど2次対策に手が付きませんでした。合格が決まってから、植山先生のYouTubeの動画を見たり、別の専門学校が出している動画を見たりして何度も時間をはかりシュミレーションをしました。
<特別講演会(2.0)>資料
http://hello.ac/2014secondexam.pdf
<特別講演会(2.0)>動画サイト
http://youtu.be/KByZiCX6tr4
植山先生のハローの無料資料はダウンロードさせていただいて、ノートに貼って自分なりの文章を作って覚えるように何度も練習しました。笑顔が大事、ということで鏡の前で自分の顔を確認しながら練習しました。ここで合格しなければまた一年待たなければならない、という気持ちで自分を追い込んで練習しました。スピーチ2分の時間感覚を体全体にしみこませることが大事だと感じ、何度も練習しました。植山先生のアドバイスのように、全く想定外の質問であれば、自分が練習したものを何とか応用すればいいや、という気持ちで試験に臨みました。
(4)ハローのメルマガ、教材などで特に役に立ったこと:
植山先生の動画、2次対策のプリントは本当に役に立ちました。これらをすべて無料で利用させていただき、感謝感謝です。本当にありがとうございます。動画はとても楽しくて、2次試験の試験会場での心構えや服装、態度や行動などすべて動画の中で触れていただいてあり、安心して臨むことができました。特に耳をそばだてて中の会話を聞き取る、という時の植山先生のしぐさや言葉が当日思い出されて、思わず笑顔になり、このことでとてもリラックスできました。当日はやはりとても緊張しました。それでも、動画でいろいろな場面での対処法をお話いただいてあったので、初めての2次試験ではありましたが、笑顔を絶やさず通訳案内士としての資質を見せなければ、と英語での失敗をカバーするようにふるまえたのだと思います。英語のスピーチは惨憺たるものでした。選択した題も失敗したと、あとから悔やんで悔やんで合格できるとは思えずたいへん落ち込みました。今回何とか合格できたのも、笑顔と英語は稚拙で間違いだらけでありながら、最後までしゃべり続けたことだと思います。
(5)今後の抱負
今までの職と全く違って、営業活動からしなければならないということで、今年はとにかくいろいろな研修や機会を見つけて参加し、下積みをして経験を積みたいと考えています。自分自身の知識も少なく、お客様の要求にこたえられないので、知識としての資源を増やしていきたいと思っています。