通訳案内士試験<日本歴史の最重要事項のまとめ>(その1)
●通訳案内士試験<日本歴史の最重要事項のまとめ>(その2)は、下記サイトです。
http://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/a97054e82b7db6ed87d18d8c8bb8e55b
<日本歴史>通訳案内士試験ガイドライン(2015年より適用)
(1)試験方法
・試験は、日本の観光地等に関連する日本歴史についての主要な事柄(日本と世界との関わりを含む。)のうち、外国人観光旅客の関心の強いものについての基礎的な知識を問うものとする。
・試験の方法は、多肢選択式(マークシート方式)とする。
・試験時間は、40分とする。
・試験の満点は、100点とする。
・問題の数は、40問程度とする。
・内容は、地図や写真を使った問題を中心としたものとする。
(2)合否判定
・合否判定は、原則として70 点を合格基準点として行う。
<日本歴史>重要教材の無料ダウンロード(学習)コ-ナー
●<日本歴史>の全問題と解答例(2004年~2014年)(New!)
http://hello.ac/his2004.2014.pdf
●<日本歴史>解答例のみ(2004年~2014年)(New!)
http://hello.ac/his.kaitourei.pdf
●2014年度<日本歴史>試験問題
http://hello.ac/guide/2014history.pdf
●2013年度<日本歴史>試験問題
http://hello.ac/guide/2013history.pdf
●2012年度<日本歴史>試験問題
http://hello.ac/guide/2012history.pdf
●2011年度<日本歴史>試験問題
http://hello.ac/guide/2011history.pdf
●2010年度<日本歴史>試験問題
http://hello.ac/guide/2010history.pdf
●マラソンセミナー<日本歴史>テキスト
http://hello.ac/marathon2012version/historytext.pdf
●第1次邦文試験対策<特訓1800題>無料自習学習コーナー
http://hello.ac/streaming/clinic/clinic_houbun/index.html
●マラソンセミナー<日本歴史>動画学習コーナー
http://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/aa9caa987007e8ef9f390a0a88c6e667
●マラソンセミナー<日本歴史>音声学習コーナー
http://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/89f4804d90b83a179d69e92565f0a210
●<Flashcards Deluxe>による学習法
http://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/35e45334cca19e6f8df802b215963d40
<日本歴史の最重要事項のまとめ>(その1)
●NHK大河ドラマ「花燃ゆ」関連事項
<安倍首相の意向で決まった大河ドラマ(?)>
NHK大河ドラマの主人公、関連する事件などは、邦文試験<日本歴史>によく出題されるので注意が必要です。
2015年のNHK大河ドラマは、2年前の夏の時点では、「織田信長」になることがほぼ決まっていましたが、安倍首相の意向(?)で、急遽、地元山口県を舞台にした「女性が主人公の物語」をすることになり、バタバタで「花燃ゆ」になりました。
要するに、誰でもいいから、山口県を舞台にした「女性が主人公の物語」ということで決まったのが「花燃ゆ」ということです。当初は、伊藤博文の妻が有力候補でしたが、伊藤博文は明治の元勲の中でも、突出した艶福家(要するに女性関係が激しい)なので、その妻が主人公となると、どうしても博文の女性関係もドラマの中の大きな要素にせざると得ない。事実、博文は、明治天皇から「いい加減にしろ」といさめられています。これは、NHKの大河ドラマには相応しくないという理由で、博文の妻は、主人公から外されました。
吉田松陰の妹・文(ふみ)が主人公なのですが、文(ふみ)の夫である久坂玄瑞にも、何人かの愛人がいたようです。その一人佐々木ひろとの間には、息子ももうけています。玄瑞は文(ふみ)との間には子供はいなかったが、玄瑞の浮気については、ドラマの中であっさり描かれているだけでした。
主人公にしては、文(ふみ)の史料があまりに少なく(ほとんどなく)、無理やり決めた感が強く、脚本、演出も随分苦労しているとの話です。
吉田松陰の妹・文(ふみ)が主人公に決まった理由の一つは、安倍首相の大叔父(母方の祖母である岸信介の弟)である佐藤英作氏が、萩市にある吉田松陰の銅像の題字を書いているということがあり、これが、最後のダメ押しになったようです。
内閣総理大臣ともなると、NHK大河ドラマの内容にまで影響力を発揮できることが、これでよく理解できます。
このような背景を頭に入れて、下記の<重要歴史事項><重要人物>をしっかり学んでいただきたい。
<重要歴史事項>
・松下村塾
・明倫館
・奇兵隊
・尊皇攘夷
・ペリー来航(1853)
・日米和親条約(1854)
・日米修好通商条約(1858)
・安政の大獄(1858~1859)
・桜田門外の変(1860)
<重要人物>
・吉田松陰
・久坂玄瑞
・桂小五郎
・佐久間象山
・高杉晋作
・伊藤博文
・前原一誠
・梅田雲浜
・井伊直弼
・坂本龍馬
・西郷隆盛
・島津久光
・ペリー
●日本に関係の深い外国人
・鑑真:唐の僧。日本の律宗の祖。8世紀中頃に来朝、東大寺に戒壇を設け聖武上皇以下に授戒。唐招提寺を創建。(過去3回以上出題された)
・ザビエル:1549年鹿児島に来日。のち平戸、山口で伝道し、日本で最初のキリスト教(カトリック)伝道者となる。(←2008年度出題)
・フロイス:16世紀半ばにイエズス会宣教師として来日。信長、秀吉と親交を深める。名著『日本史』を残した。(←2013年度出題)
・シーボルト:19世紀前期に来日、長崎郊外に鳴滝塾を開き医学などを教える。1828年シーボルト事件により国外追放。(←2011年度出題)(←2013年度出題)
・ペリー:1853年黒船4隻を率いて浦賀に来航し開国を要求。1854年日米和親条約の締結に成功する。(過去3回以上出題された)
・ハリス:初代駐日米総領事として下田に着任。1858年日米修好通商条約の締結に成功する。(←2010年度出題)
・モース:明治初期に来日、動物学を講じた。大森貝塚を発掘し日本の考古学の祖となる。著書『日本その日その日』。(←2012年度出題)(←2013年度出題)
・フェノロサ:明治初期に来日、日本の伝統美術の復興に尽力し、岡倉天心とともに東京美術学校を創立した。(←2011年度出題)(←2013年度出題)
・ラフカディオ・ハーン:明治中期に来日、帰化して小泉八雲となる。著書に『怪談』『神国日本』『人生と文学』など。(過去3回以上出題された)
・ヘボン:アメリカ人宣教師。1859年来日。ヘボン式ローマ字を考案し、「英和学院」(現明治学院大学)を開いた。(過去3回以上出題された)
・プチャーチン:1853年、長崎にパルラダ号で来航し、開国と国境の確定を要求した。(←2014年出題)
・シドッチ:イタリア人イエズス会の宣教師で、1708年に屋久島に上陸したが捕らえられ、江戸に送られ5年後に亡くなる。(←2011年度出題)(←2013年度出題)
・ヴァリニャーノ(←2008年度出題)(←2011年度出題)(←2013年度出題)
・ラスクマン:ロシア最初の遣日使節として、1792年にエカテリーナ号でオホーツクを出発し根室に到着した。(←2013年度出題)
・ボアソナード:フランスの法学者で、幕末に締結された不平等条約による治外法権に代表される不平等条項の撤廃のため、日本の国内法の整備に大きな貢献を果たし、「日本近代法の父」と呼ばれている。(←2012年度出題)
・オルガンティーノ(←2008年度出題)
・マテオ・リッチ(←2008年度出題)
・グナイスト(←2011年度出題)
・シュタイン(←2011年度出題)
・モッセ(←2011年度出題)
・ボアソナード(←2011年度出題)
・フルベッキ(←2011年度出題)(←2013年度出題)
●外国船に関わる事件
・アロー号事件(←2009年度出題)
・フェートン号事件(←2009年度出題)
・モリソン号事件(←2009年度出題)
・ノルマントン号事件(←2009年度出題)
・サン=フェリペ号事件(←2009年度出題)
●日本と世界との関わり
・日米和親条約(1854年):老中阿部正弘とアメリカのペリーとの間で締結された条約。神奈川条約とも呼ばれる。下田・箱館の開港、最恵国待遇の供与などが取り決められた。(←2009年度出題)(←2010年度出題)
・日米修好通商条約(1858年):江戸幕府が米国総領事ハリスとの間に調印した条約。下田・箱館の他、神奈川・長崎・新潟・兵庫が新たに開港。領事裁判権を認め、関税自主権がないなど極めて不平等な内容であった。
・下関条約(1895年):日清戦争の講和条約。日本全権伊藤博文・陸奥宗光と清国全権李鴻章が下関で調印。清は朝鮮の独立を認め、日本への遼東半島・台湾・澎湖諸島の割譲、賠償金2億両(テール)の支払いなどを承認した。(←2008年度出題)(←2011年度出題)
・日英同盟(1902年):桂内閣の時に締結された、ロシアの南下策に対するイギリスとの同盟。(←2011年度出題)
・日清戦争(1894~95年):朝鮮の支配権をめぐる日清両国の戦争。甲午農民戦争を契機に始まり、日本の勝利に終わった。下関で講和条約が締結された。
・ポーツマス条約(1905年):アメリカのポーツマスで調印した日露戦争の講和条約。日本全権小村寿太郎、ロシア全権ウィッテ。日本は韓国に対する優越権、旅順・大連の租借権、南樺太などを得たが、賠償金は得ることができなかった。(←2008年度出題)(←2009年度出題)
・日露戦争(1904~05年):満州をめぐる日露両国の戦争。日本軍の旅順攻撃に始まり、日本の勝利に終わった。アメリカのポーツマスで講和条約が締結された。
・サンフランシスコ平和条約(1951年):日本と連合国48カ国との間に結ばれた第2次世界大戦終結のための講和条約。日本全権は吉田茂。翌年、日本は主権を回復した。
●政治史関連最重要人物
・厩戸皇子:聖徳太子のこと。593年推古天皇の摂政となり、冠位十二階や憲法十七条の制定、小野妹子を遣隋使として派遣するなどを行った。仏教を奨励して四天王寺や法隆寺を建て、経典注釈書『三経義疏』を著した。
・天武天皇:飛鳥時代の天皇。天智天皇の弟。672年壬申の乱で甥の大友皇子と皇位を争って勝利し、翌年即位。八色の姓を定めるなど、天皇を中心とする皇親政治を推進した。
・聖武天皇:奈良時代の天皇。皇后は光明子。深く仏教を信じ、全国に国分寺を建立し、東大寺の大仏を造立した。数多くの遺品が東大寺正倉院宝庫に納められている。
・藤原道長:後一条・後朱雀・後冷泉の外戚。1017年太政大臣となり、その子頼通とともに藤原氏の全盛期を現出した。
・源頼朝:鎌倉幕府初代将軍。1185年に壇の浦の戦いで平氏を滅亡させた。同年、守護・地頭を設置して封建制度を確立。1192年征夷大将軍となり鎌倉に幕府を開いた。
・後鳥羽上皇:鎌倉幕府に対抗して1221年承久の乱を起こすが敗れ、隠岐に流された。歌人としては優れ『新古今和歌集』を編纂させた(1205年藤原定家ら撰進)。(←2010年度出題)
・北条泰時:鎌倉幕府3代執権。承久の乱で功を立て、初代六波羅探題となった。執権就任後、連署・評定衆を置いて合議制を制度化し、1232年には貞永式目[御成敗目]を制定して執権政治の確立に努めた。
・北条時宗:鎌倉幕府8代執権。文永の役・弘安の役では元軍の撃退に成功。禅宗に深く帰依し、蘭渓道隆の没後、宋より無学祖元を招いて建長寺の住持とし、のち円覚寺の開山とした。
・足利義満:室町幕府3代将軍。京都室町に将軍邸宅「花の御所」を造営。1392年には南北朝の合一を実現した。北山に金閣を建て、北山文化を現出。15世紀初頭明と国交を開き、日明貿易[勘合貿易]を行った。
・足利義政:室町幕府8代将軍。1467年家督相続の争いなどから応仁の乱が起こると、将軍職を子の義尚に譲り、自らは東山に銀閣を建て、侘茶、水墨画など芸術三昧の隠居生活を送った。(←2008年度出題)
・織田信長:安土桃山時代の武将。桶狭間の戦いに勝利して勢力を拡大、1573年義昭を京都から追放し、室町幕府は滅亡した。1582年本能寺の変で明智光秀に滅ぼされた。
・豊臣秀吉:安土桃山時代の武将。織田信長に仕え、信長の死後、1590年全国統一を達成。太閤検地によって近世封建社会の基礎を築き、刀狩によって兵農分離を徹底した。晩年、2度の朝鮮出兵を行ったが失敗した。(←2008年度出題)
・徳川家康:江戸幕府初代将軍。1600年の関ヶ原の戦いで石田三成の西軍を破り天下の実権を握る。1603年征夷大将軍となり江戸幕府を開いた。1615年の大坂夏の陣で豊臣氏を滅ぼし、江戸幕府260年の基礎を固めた。(←2008年度出題)
・徳川吉宗:江戸幕府8代将軍。享保の改革を行い、定免法の採用、町火消の創設、目安箱の設置、上げ米の制、相対済し令、新田開発、公事方御定書の制定など、財政再建・幕政改革に努めた。(←2012年度出題)
・西郷隆盛:薩摩藩の下級武士として尊攘運動に活躍し、1866年薩長同盟を締結。戊辰戦争の参謀。1871年廃藩置県に尽力、征韓論に敗れ下野。1877年、薩摩の士族にかつがれて西南戦争を起こしたが、敗れて自刃した。(←2008年度出題)
・小村寿太郎:明治時代の外交官。日露戦争(1904~05)後のポーツマス会議では、第1次桂内閣のもと日本全権として講和条約を締結した。1911年には第2次桂内閣の外相として、関税自主権の完全回復に成功した。
・原敬:1918年米騒動のため寺内正毅内閣が倒れると、その後を受けてわが国最初の本格的政党内閣を組織。「平民宰相」として国民に歓迎された。
・加藤高明:憲政会党主。第2次護憲運動の後に、1925年「普通選挙法」とともに「治安維持法」を公布した。
●乱・戦争など(過去3回以上出題されたもの)
・壬申の乱(672年):大友皇子の近江朝廷側と吉野の大海人皇子とが皇位をめぐって争った内乱。大海人皇子が勝利し、後に天武天皇として即位した。
・承久の乱(1221年):後鳥羽上皇による鎌倉幕府打倒の兵乱。幕府軍に上皇方は破れ、後鳥羽上皇ら3上皇が流罪となった。(←2008年度出題)
・文永・弘安の役[元寇](1274年、1281年):2度にわたる中国の元の日本来襲。暴風の助けもあり元軍は2度とも敗退。
・応仁の乱(1467~77年):細川勝元と山名持豊の対立に将軍継嗣問題と畠山・斯波家の家督争いがからんで起きた11年間の大乱。この乱により天皇や将軍の権威が完全に失墜し、戦国時代となった。(←2008年度出題)
・島原の乱(1637~38年):キリシタン農民の一揆。天草四郎時貞を大将に3万8千人の農民が原城址に立てこもった。江戸幕府は12万人を動員し、半年の攻囲でようやく落城させた。(←2009年度出題)
・蛮社の獄(1839年):江戸幕府による洋学者弾圧事件。渡辺崋山、高野長英らがモリソン号事件を批判したとして逮捕され、処罰された。
・西南戦争(1877年):明治新政府に対する不平士族最大の反乱。鹿児島の私学校生徒を中心とした士族が西郷隆盛を擁して挙兵し、政府軍に鎮圧された。(←2008年度出題)
●法律・条約など(過去3回以上出題されたもの)
・貞永式目[御成敗式目](1232年):北条泰時が定めた鎌倉幕府の基本法律で、日本最初の武家法。源頼朝以来の先例や武家社会の慣習を基準とした。
・武家諸法度(1615年~):江戸時代の武家統制のための基本法。1615年の徳川秀忠の元和令を初めとし、家光の寛永令で整備された。
・日米和親条約(1854年):老中阿部正弘とアメリカのペリーとの間で締結された条約。神奈川条約とも呼ばれる。下田・箱館の開港、最恵国待遇の供与などが取り決められた。(←2009年度出題)(←2010年度出題)
・日米修好通商条約(1858年):江戸幕府が米国総領事ハリスとの間に調印した条約。下田・箱館の他、神奈川・長崎・新潟・兵庫が新たに開港。領事裁判権を認め、関税自主権がないなど極めて不平等な内容であった。
・大日本帝国憲法(1889年発布、翌年施行):通称、明治憲法。ドイツ憲法に範をとり、伊藤博文らの起草で欽定憲法として発布。天皇を元首とし国民を臣民と呼ぶ主権在君制の憲法。
・下関条約(1895年):日清戦争の講和条約。日本全権伊藤博文・陸奥宗光と清国全権李鴻章が下関で調印。清は朝鮮の独立を認め、日本への遼東半島・台湾・澎湖諸島の割譲、賠償金2億両(テール)の支払いなどを承認した。(←2008年度出題)(←2011年度出題)
・日英同盟(1902年):桂内閣の時に締結された、ロシアの南下策に対するイギリスとの同盟。(←2011年度出題)
・ポーツマス条約(1905年):アメリカのポーツマスで調印した日露戦争の講和条約。日本全権小村寿太郎、ロシア全権ウィッテ。日本は韓国に対する優越権、旅順・大連の租借権、南樺太などを得たが、賠償金は得ることができなかった。(←2008年度出題)(←2009年度出題)
・治安維持法(1925年):加藤高明内閣の時に社会主義運動弾圧のために制定された法律。国体の変革、私有財産の否認を目的とする結社が禁止された。
・普通選挙法(1925年):治安維持法と引き換えに成立した法律。女性の参政権を認めないなど不完全な普通選挙法であった。
・サンフランシスコ平和条約(1951年):日本と連合国48カ国との間に結ばれた第2次世界大戦終結のための講和条約。日本全権は吉田茂。翌年、日本は主権を回復した。
●重要名数
・三筆:嵯峨天皇 / 橘逸勢 / 空海(弘仁・貞観文化)(平安時代初期)(唐様)
・三蹟:小野道風 / 藤原佐理 / 藤原行成(国風文化)(平安時代中期)(和様)
・三管領:斯波家 / 細川家 / 畠山家
・御三家:尾張家 / 紀伊家 / 水戸家
・御三卿:田安家 / 一橋家 / 清水家
・江戸の三大改革:享保の改革(徳川吉宗) / 寛政の改革(松平定信) / 天保の改革(水野忠邦)
・明治維新の三傑:西郷隆盛 / 大久保利通 / 木戸孝允
・国学四大人(うし):荷田春満 / 賀茂真淵 / 本居宣長 / 平田篤胤
・四天王:持国天 / 広目天 / 増長天 / 多聞天
・五街道:東海道 / 中山道 / 日光道中 / 奥州道中 / 甲州道中
●文化史関連重要人物
<僧侶>
・最澄:平安初期の僧。天台宗の開祖。比叡山に延暦寺を建立。山家学生式を定め、大乗戒壇の設置を訴えた。(←2010年度出題)
・空海:平安初期の僧。真言宗の開祖。高野山に金剛峯寺を建立。綜芸種智院を京都に開設した。三筆のひとり。(←2010年度出題)
・源信:平安中期の僧。「恵心僧都」とも。比叡山に学ぶ。著書『往生要集』によって日本浄土教の祖とされる。(←2011年度出題)(←2013年度出題)
・法然:平安後期~鎌倉初期の僧。浄土宗の開祖。専修念仏による往生を説いた。主著『選択本願念仏集』。(←2013年度出題)
・栄西:平安後期~鎌倉初期の禅僧。臨済宗(禅宗)の祖。京都に建仁寺を建立。著書『興禅護国論』『喫茶養生記』。(←2010年度出題)(←2011年度出題)
・親鸞:鎌倉時代の僧。浄土真宗の開祖。師は法然。主著『教行信証』。『歎異抄』は弟子唯円の編による法話集。(←2010年度出題)(←2011年度出題)(←2013年度出題)
・道元:鎌倉時代の禅僧。曹洞宗(禅宗)の開祖。越前に永平寺を建立。「只管打坐」を唱え、著書に『正法眼蔵』がある。(←2010年度出題)(←2011年度出題)(←2013年度出題)
・日蓮:鎌倉時代の僧。仏法の真髄は法華経にあると悟り、日蓮宗(法華宗)を開いた。主著『立正安国論』。(←2010年度出題)(←2013年度出題)
・一遍:鎌倉時代の僧。時宗の開祖。踊念仏により時宗の普及に努めた。『一遍上人語録』は法話集。(←2010年度出題)(←2011年度出題)(←2013年度出題)
・夢窓疎石:鎌倉末期・南北朝時代の禅僧。後醍醐天皇、足利尊氏の帰依を得た。西芳寺、天竜寺の庭園をつくる。
<芸術家>
・鞍作鳥[止利仏師]:飛鳥時代の仏師。代表作は飛鳥寺「釈迦如来像」[飛鳥大仏]、法隆寺金堂「釈迦三尊像」。(←2008年度出題)
・紀貫之:平安初期の貴族・歌人。醍醐天皇勅撰の『古今和歌集』の撰者の一人。著作に『土佐日記』がある。(←2008年度出題)(←2009年度出題)(←2010年度出題)
・定朝:平安中期の仏師。大量生産の可能な寄木造の手法を確立した。代表作は平等院鳳凰堂「阿弥陀如来像」。
・運慶:鎌倉時代の仏師。剛健な写実主義が特徴。代表作は快慶との合作による東大寺南大門「金剛力士像」。
・世阿弥:室町初期の能の大成者。父・観阿弥とともに足利義満の保護を受ける。『風姿花伝[花伝書]』を著す。
・雪舟:室町後期の画僧。日本の水墨画を完成させた。代表作は「四季山水図巻[山水長巻]」「秋冬山水図」。(←2009年度出題)(←2012年度出題)
・狩野永徳:安土桃山時代の画家。信長・秀吉に仕え、豪壮な障壁画を描いた。代表作に「唐獅子図屏風」。(←2009年度出題)(←2010年度出題)
・松尾芭蕉:江戸前期の俳人。蕉風俳諧を確立。東北地方を旅し、多くの紀行文を残した。代表作『奥の細道』。
・井原西鶴:浮世草子作者。代表作は『好色一代男』(好色物)、『日本永代蔵』『世間胸算用』(町人物)。(←2013年度出題)
・菱川師宣:江戸前期の浮世絵師。浮世絵の祖とされる。代表作に「見返り美人」がある。(←2008年度出題)(←2010年度出題)
・尾形光琳:江戸中期の画家。俵屋宗達の画風の影響を強く受ける。代表作「紅白梅図屏風」「燕子花図屏風」。(←2008年度出題)(←2011年度出題)
・渡辺崋山(←2008年度出題)
・司馬江漢(←2008年度出題)
・歌川広重(←2011年度出題)
・葛飾北斎(←2011年度出題)
・喜多川歌麿(←2008年度出題)(←2011年度出題)
・鈴木春信(←2008年度出題)(←2011年度出題)
・東洲斎写楽(←2011年度出題)
・長谷川等伯(←2009年度出題)(←2011年度出題)
・円山応挙(←2009年度出題)
・滝廉太郎(←2011年度出題)
<学者・文人>
・阿倍仲麻呂:奈良初期留学生として入唐。帰国途上で暴風雨に遭い、帰国を断念。唐に留まり玄宗皇帝に仕えた。
・菅原道真:平安前期の公卿・学者。894年遣唐使の廃止を建議し認められた。のち、讒言により大宰府に左遷。
・新井白石:江戸中期の儒者・政治家。6・7代将軍の下で「正徳の治」を行う。著書に『読史余論』『西洋紀聞』など。(←2010年度出題)
・荻生徂徠:江戸中期の儒者。古文辞学(古学の一派)の祖。江戸に・園塾を開く。著書は『政談』など。
・前野良沢:江戸中期の蘭医。蘭語の解剖書『ターヘル・アナトミア』を杉田玄白らと共に翻訳、『解体新書』として刊行。(←2009年度出題)
・杉田玄白:江戸中期の蘭医。『ターヘル・アナトミア』翻訳の苦労を記した『蘭学事始』はつとに知られる。(←2009年度出題)(←2010年度出題)
・大槻玄沢(←2009年度出題)
・稲村三伯(←2009年度出題)
・本居宣長:江戸中期の国学者。『古事記伝』などを著し、儒教・仏教を排して「もののあはれ」・「古道」を賞揚した。(←2010年度出題)(←2011年度出題)
・高野長英:江戸後期の蘭学者。長崎でシーボルトに学ぶ。1839年「蛮社の獄」で渡辺崋山らとともに弾圧される。(←2012年度出題)
・吉田松陰:1854年ペリー来航の際海外密航を企て幽閉。松下村塾から優秀な人材を輩出するも、安政の大獄で斬首。
・吉野作造:明治・大正の政治学者。彼が提唱した「民本主義」は大正デモクラシーの理論的支柱となった。(←2010年度出題)
<人物問題、文学作品に出題される可能性のあるもの
・古事記
・日本書紀(←2009年度出題)
・風土記(←2009年度出題)
・万葉集(←2009年度出題)
・清少納言(枕草子)(←2009年度出題)
・源氏物語(紫式部)(←2009年度出題)
・平家物語(←2009年度出題)
・源実朝(金槐和歌集)(←2010年度出題)
・鴨長明(方丈記)(←2009年度出題)(←2010年度出題)(←2013年度出題)
・吉田兼好(徒然草)(←2009年度出題)(←2010年度出題)
・懐風藻(←2009年度出題)
・慈円(愚管抄)(←2010年度出題)
・岡倉天心(東京美術学校の設立)(←2010年度出題)
・小山内薫(自由劇場の結成)(←2010年度出題)
・辰野金吾(東京駅の設計)(←2010年度出題)
・黒田清輝(白馬会の結成)(←2010年度出題)
・浅井忠(明治美術会を設立)(←2010年度出題)
・二葉亭四迷(浮雲)(←2008年度出題)
・間宮林蔵(樺太が島であることを確認)
・伊能忠敬(大日本沿海輿地全図)
・藤原基経(臣下として最初の関白)
・岩崎弥太郎(三菱商会)
・桂庵玄樹(薩南学派)
・後亀山天皇(南朝最後の天皇)
・坂本龍馬(薩長連合)
・林羅山(江戸前期の朱子学者。上野忍岡に家塾を開く)
・森有礼(日本初代の文部大臣)
・高杉晋作(松下村塾で学んだ長州藩士。奇兵隊を組織。功山寺挙兵)
・伊達政宗(支倉常長を欧州に派遣)
・日本永代蔵(井原西鶴)(←2011年度出題)
・国性爺合戦(近松門左衛門)(←2008年度出題)(←2011年度出題)
・笈の小文(松尾芭蕉)(←2011年度出題)
・与謝野晶子(みだれ髪)(←2008年度出題)(←2009年度出題)(←2010年度出題)
・福澤諭吉(学問のすすめ)(←2008年度出題)(←2010年度出題)(←2011年度出題)
・中江兆民(←2008年度出題)
・島崎籐村(若菜集)(破戒)(←2010年度出題)
・坪内逍遥(小説神髄)(←2008年度出題)
・幸田露伴(五重塔)(←2010年度出題)
・藤原道の母(蜻蛉日記)(←2010年度出題)
・和泉式部(和泉式部日記)(←2010年度出題)
・菅原孝標の女(更級日記)(←2010年度出題)
・阿仏尼(十六夜日記)(←2010年度出題)(←2011年度出題)
・吾妻鏡(←2011年度出題)
・山家集(←2008年度出題)(←2011年度出題)
・古今集(←2011年度出題)
・新古今和歌集(←2011年度出題)
・金槐和歌集(←2008年度出題)
・伊勢物語(←2011年度出題)
・宇津保物語(←2011年度出題)
・竹取物語(←2011年度出題)
・大和物語(←2011年度出題)
・落窪物語(←2011年度出題)
・高野聖(泉鏡花)(←2011年度出題)
・土(長塚節)(←2011年度出題)
・羅生門(芥川龍之介)(←2011年度出題)
・蟹工船(小林多喜二)(←2011年度出題)
・或る女(有島武郎)(←2011年度出題)
・暗夜行路(志賀直哉)(←2011年度出題)
・舞姫(森鴎外)(←2009年度出題)
・金色夜叉(尾崎紅葉)(←2008年度出題)(←2009年度出題)
・樋口一葉(←2008年度出題)(←2009年度出題)
・正岡子規(←2008年度出題)
・千利休(←2009年度出題)
・青木昆陽(←2009年度出題)
●写真問題に出題される可能性のあるもの
・高松塚古墳壁画(←2010年度出題)
・弾正台(←2011年度出題)
・大宰府天満宮(←2009年度出題)(←2011年度出題)
・法隆寺金堂(←2009年度出題)(←2011年度出題)
・法隆寺金堂壁画(白鳳文化)(←2010年度出題)
・正倉院鳥毛立女屏風(←2009年度出題)(←2010年度出題)
・法華寺十一面観音像(←2010年度出題)
・富嶽三十六景(葛飾北斎)
・東海道五十三次(歌川広重)
・龍虎図(橋本雅邦)
・東大寺三月堂(←2011年度出題)
・東大寺正倉院(←2011年度出題)
・東大寺南大門金剛力士像
・西本願寺飛雲閣(←2008年度出題)
・慈照寺東求堂(←2008年度出題)
・醍醐寺三宝院(←2008年度出題)
・厳島神社(←2008年度出題)
・比叡山延暦寺(←2009年度出題)
・鶴岡八幡宮(←2009年度出題)
・信濃善光寺(←2009年度出題)
・下野薬師寺(←2009年度出題)
・清水寺(←2009年度出題)
・鳥獣戯画(鳥羽僧正)(←2008年度出題)
・中尊寺金色堂(藤原清衡)
・中宮寺天寿国繍帳(←2010年度出題)(←2011年度出題)
・中宮寺半跏思惟像(←2010年度出題)
・広隆寺半跏思惟像(←2009年度出題)
・室生寺釈迦如来像 (←2010年度出題)
・東照宮陽明門(←2009年度出題)
・中尊寺金色堂(←2009年度出題)
・平等院鳳凰堂(定朝、藤原頼通)(←2010年度出題)(←2012年度出題)
・薬師寺東塔(2018年までの予定で約110年振りの東塔の解体修理が進められている)
・弾琴美人(鈴木春信)
・当麻寺当麻曼荼羅(←2010年度出題)(←2011年度出題)
・東大寺不空羂索観音像
・観心寺如意輪観音像(←2010年度出題)
・神護寺金堂薬師如来像(←2010年度出題)
・円覚寺舎利殿(禅宗様)
・薬師寺薬師三尊像
・富貴寺大堂(大分県)
・修学院離宮(後水尾天皇)(←2008年度出題)
・桂離宮(←2012年度出題)
・天龍寺(←2010年度出題)(←2008年度出題)
・平安神宮(←2010年度出題)
・二条城(←2009年度出題)(←2011年度出題)
・下鴨神社(←2009年度出題)
・聚楽第(←2011年度出題)
・五稜郭(←2011年度出題)
・ニコライ堂(←2010年度出題)
・赤坂離宮(←2010年度出題)
・花沢館(←2011年度出題)
・興福寺阿修羅像
・三十三間堂(←2010年度出題)
・臼杵磨崖仏(大分県)
・洛中洛外図屏風(←2010年度出題)
・竜安寺石庭
・紅白梅図屏風(尾形光琳)
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