2016年度第2次試験<受験レポート>(26)16:30~17:30(大阪)
●試験会場:目白大学
●受験外国語:英語
●受験時間帯:16:30~17:30
●試験内容
【1】日本人試験官
女性。40〜50代。大学教授風。進行は終始この方が行う。笑顔を絶やさず、お優しい雰囲氣に安心感を覚えました。
【2】外国人試験官
男性。20代。イギリス系。英語講師風(ともすると学生さんの様な若さ。笑顔はないが話し方は静かで落ち着いて優しい印象。プレゼンでの質問のみ担当だが、逐次通訳中も頷くなどレスポンスしてくださいました。
【3】通訳の問題文
古来から、大阪はあらゆる地方から人が集まってくる場所。交通量の多い瀬戸内海と、内陸から大阪湾に向かって流れる川が合流する地点にある大阪。大昔、まだまだ電車や車が走っていなかった頃から、経済の中心地として発展し、アジア全域からの貿易商や旅人を迎える日本の玄関となっていました。
【4】自分が選択したプレゼンのテーマ
提灯 (駅の自動改札、漆器は質問に自信がなく、提灯で作戦立てしていた訳ではありませんでしたが即決で強行しました。)
【5】プレゼンの内容
申し訳ありません、全く準備が生かされなかったしまりのないプレゼンで、話した英語もうろ覚えだったため日本語で失礼いたします。
・提灯は日本製のランタンの事で、昔から使われているものです。
・現在では日本食のレストラン(いわゆる居酒屋など)の店先に飾られているのを見かけることがあります。
・それにとても大きな提灯が、東京は浅草の浅草寺前にあります。雷門というところです。
・提灯は日本独特のものなので、お土産としてもいいですね。
・お土産を買われるなら、その浅草にいい所がありますよ。仲見世といって、浅草寺の前にあるshopping arcadeです。様々な日本的品物があり人気ですよ。
・東京には他にも銀座や秋葉原といったショッピングを楽しめる観光地が沢山あるので、きっと楽しめますよ。
時間配分感覚ゼロ。最後まで来た所で日本人試験官が目くばせ。笑顔の為長かったのか否かすら不明でした。
【6】質疑応答の内容
・提灯には何か起源や謂れがあるのか?
→ここで逐次通訳に次ぐ重大ミス‼︎
起源は知らない‼︎困った‼︎
そこで正直に、今説明できるほど知識がないと白状してしまう(あくまで”少し”と先生の教えは使いましたが…)。ただ自分が思う起源を想像して詰まりながらも話す私(繋ぐのに必死)に、試験官が次の質問で助け舟を下さいました。
・日本食店に飾られていたりするのには何か意味があるのか?
→助け舟なのにちゃんと知らない…‼︎
でももう2度目はoutと思い、捏造。
提灯は明るく鮮やかな赤い色なので、お客を引き込むのに良いのだと思う(お店が開いている事も分かるし)。綺麗ですしcheery moodになりますよね。
・お土産を買う場所に浅草を勧めたが、何かお薦めのものはあるか?
→浴衣などはいかがでしょう。
浴衣の説明
外国の方はnightwearやガウンとしてお使いになるようです。ゆったりしていてとても楽なのでお薦めしますよ。
・家族の子供にお土産を買うとしたら、何がいいだろうか?
→小さなお子様にだったら、折り紙はどうでしょう。
折り紙の説明
日本でも保育園や幼稚園で習ったりするのでおなじみです。日本人の大抵の方は鶴など簡単なものなら折れると思います。
とてもカラフルで綺麗ですし。
【7】ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと
・教材は知識の蓄積・スクリプト作成の資料収集の為フル活用させて頂いていました。
・セミナーの資料や動画は全て拝見し、先生・合格者の貴重な体験・指導を頂くとともに、同様に合格を目指す方々がどんな意気込み・不安を持ち、また対策しているかを知る良い機会となりました。
・今年初挑戦だった為、<模擬面接特訓>の動画は実際を知る為の必須アイテムとなりました。
・メルマガは先生のご提供を下さる教材・情報をupdateする為欠かせません。ブログとともに更新・配信直後に確認しておりました。
・当方は遠方在住で、残念ながら直接セミナーや<模擬面接特訓>には参加できませんでした。しかしながら先生がご自身の御身を削って、即座に教材を配布下さったので、最後まで先生の教授を受けているつもりで頑張る事が出来ました。
<受験の感想>
形式ばった場で緊張してしまう性格は承知で、緊張せず(笑顔&良い声量で)受験できたら自分的にwell doneと思い臨みました。
正直、準備したものや暗記したものが表現出来たか自問すると、出来は5割に満たないですが、先生の教えである”沈黙はしない‼︎”は守れた事、早々にメモ活用を捨て、終始試験官2人を見つめて話し続けた事は今回の受験で得た面接スキルと納得しております。
また、北川様がご教授下さった形式化連想法は、自分の勉強法に効率化をもたらしていただきました。プレゼンにも、時間配分は本番全く出来ませんでしたが、自分の手札と指示内容の連結という点で一定の成果を出せたと思います。
資料を丸暗記する余裕は無く、とにかく日本語で知識を詰め込み、その上でその場で出る会話英語で乗り切ってしまい、今年の合格には及ばない気もしますが、後悔はありません。
植山先生、支え続けて下さった全ての皆様に感謝します。
本当にありがとうございました。
※植山先生へ
先生、連日本当にお疲れ様です。
お身体は大丈夫でしょうか?
暫くはまだ、体験記の編集でお忙しいと思いますが、どうかどうか、お身体ご自愛くださいませ。
これからも先生の指導を受け続け、通訳ガイドとしての研鑽を積みたいと存じます。
よろしくお願いします。
本当に、まずは二次受験までお導き頂き、ありがとうございました。
以上