2016年度第2次試験<受験レポート>(36)10:00~11:00(干潟)
●受験会場:TKP品川カンファレンスセンター
●受験外国語:英語
●受験時間帯:10:00~11:00
●試験内容
【1】日本人試験官
男性。50代?60代?通訳ガイド風??←いや大学教授風だろうか。海外慣れしてそうな感じ。終始柔和。英検の試験官にいそう。淡々と進行。タイムキーパー。
名前、生年月日、住所を英語で質問後、試験の流れを日本語で説明。
【2】外国人試験官
白髪の白人男性。70才前後?60代?。笑顔なし。質疑までこちらを見ない。怖い感じ。。(試験官は笑顔の筈との先入観&日本人面接官とのギャップもあってか)
観光客との会話を楽しむ的なシミュレーションは、もろくも崩れる。。
でも意識して、なるべく笑顔で。何とかあちらも笑顔にできるよう、との気持ちで。
【3】通訳の問題文:(「てにをは」を含めて、できるだけ正確に)
日本各地の川の河口には干潟がたくさんあり、古くからのりの養殖などの漁業がさかんに行われてきました。しかし、臨海部の大都市で土地が不足しはじめると、工業用地や下水処理場などの施設をつくるために、干潟が大規模に埋め立てられることが多くなりました。このため現在は、とくに大都市の近郊で、干潟はほとんど姿を消しつつあります。
読み上げ後、「すぐに」訳し始めてくださいと説明。1分以内等の時間指定も無かった気が(記憶曖昧)。
読み上げ速さは普通くらいか。模擬試験での先生のものと同じくらいの印象。
(先生同様)スピード+読み方のニュアンスで、聞き取りやすい方であると思った。すごく遅いわけではない。
できの方は大分厳しい気が。。文法、SVはかろうじて、という感じだが、単語のチョイスがいまいちで。
【4】自分が選択したプレゼンのテーマ
おばんざい料理
(その他2つ)
・日本の免税制度
・下駄
相対的に外れテーマ組だった気も。。
(主観。でも当たりテーマ(主観。定番が1つはあり)組でQ&Aが難しそうな組もあったので、何とも。)
【5】プレゼンの内容
I would like to talking about Obanzai-ryouri. It is a kind of Japanese cuisine. It is eaten at Kyoto mainly.
Speaking of Kyoto, the city was an ancient capital of Japan and home of the Imperial Court for over 1,000 years.
The city has many places of historical sites and relics such as Kinkaku Temple and Kiyomizu Temple. Kinkaku Temple is known in the West as “The Temple of the Golden Pavilion.” Kiyomizu Temple is famous for its wide veranda and tall wooden pillars.
Nara was an ancient capital of Japan as well as Kyoto. It has also many places of historical interest including Nara Park and Todaiji Temple, in which a large statue of Buddha is located.
Kyoto retains a serene traditional atmosphere and attracts tens of millions of visitors every year.
本題を相当さらっとでの話題転換から、余分に話すリスクを避けつつも、かなり短く切り上げてしまった気が。
1分10 or 40秒程度。(時計チラ見で、開始秒の記憶が曖昧なので、どちらか。)
奈良の話は本当にしたのか、記憶が不鮮明。
【6】質疑応答の内容
外国人試験官=(A)、日本人試験官=(B)、自分=(私)
(A)京都はなぜ伝統的な街なのか?
(私)京都はかつて日本の首都であり、1,000年以上にわたって朝廷が置かれた地であったので(プレゼンの冒頭で説明した事がそのまま理由なのだか。。)。その為、歌舞伎や能、おばんざい等の和食、和紙などの伝統芸術がある(して欲しい質問への誘導のつもり)。
(A)どんな和食が食べられるか?
(私)寿司、天ぷら、など。
他にも色々浮かんだが、それについて質問されても、上手く回答できそうに無いものは言わず、敢えて2つ。
寿司、天ぷらは質問して欲しかったが、ありがち過ぎだからか、食い付いてくれず。
(A)(しかしさすがに)それだけ?
(私)他にはすき焼き、おにぎり。日本の菓子も良いと思います。(なぜか、おにぎりと言ってしまった。。)
(A)寺や神社で食べられる食事は?
(私)寺で精進料理、つまり日本の伝統的な野菜のみの料理が食べられます。
この辺りで、外国人試験官の怖そうな印象がやや軟化してきている気がする。
(A)あなたがお気に入りの伝統料理は?
(私)やはり、寿司、天ぷらです。(ゴリ押しし過ぎていて、反省。)
(A)あなたがお気に入りの寺は?
(私)奈良の法隆寺です。世界最古の木造建築です。仏教はここから花開き、全国に広まりました。
(A)法隆寺はいつ建てられた?
(私)607年に建てられました。
(A)そんなに古いのですね。法隆寺のサイズは?とても大きいのか?
(私)中くらいの大きさです。ところで、同じく奈良にある東大寺は大きな寺です。東大寺の大仏殿は世界最大の木造建築です。
これに、Hmm...ok, interesting. これは、その場では少し気が楽になる言葉でした。
演技で(してくれているので)無ければ、あまり日本事情には詳しくは無さそう。
ここでアラームが鳴り、時間のよう。
ともかく最後の最後で、ようやく雪解けが!
でも、帰りぎわの私の Thank you for taking the time to me. Have a nice day.
には、まさかのガン無視!(考えながら、何か書こうとしている模様。)日本人面接官が極軽の、you too. のみで返答。また不安が。。
質問数は思い返してみると結構多かったような。良いのか悪いのか。。
全体通して流れ的には、かなり淡々としたものでした。
(出来はさておき)終わってみれば、10分はあっという間という感じでした。
この短い時間の中で準備してきたものを必ず出す、というのはなかなか難しいと思いました。
合否は何とも。。
模擬試験での力が発揮できていればと、その観点からだけ悔いが。
(模擬試験は予め範囲指定があったので、それによる部分も大きいのですが。)
諸々の情報を踏まえ、前向きに捉えたいところですが。。
後々で、あれも言えたな…等々多数あり。
でも、瞬間にそれが出てこそ本物の実力という事でしょう。
どちらであっても、正当な評価と受け止めようと思っております。
最後に、係員の誘導に関して些細な点ですが。
首に下げる「部屋番号-入室順」(例:10-④)で誘導の際、係員が「まるよん」と言ったり、ただ「よん」と言ったりで伝わらず、多少のザワつき、混乱も。単に「10-D」とかにすれば済む事では。
【7】ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと。
上記すべてと、何より<模擬面接特訓>。
「日本的事象英文説明300選」はもちろん、課題「25選」は勉強を進めるうえでのコア、ガイドになりました。
先生はじめ、すべての関係者の皆様に感謝致します。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
以上