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2016年度第2次試験<受験レポート>(60)13:00~14:00(富士登山)

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2016年度第2次試験<受験レポート>(60)13:00~14:00(富士登山)

●試験会場:品川
●受験外国語:英語
●受験時間帯:13:00~14:00
●試験内容

【1】日本人試験官

50歳前後の女性。怖いとは言わないが、能面のごとく無表情で事務的に対応していた。あまり活発そうではないので、学校関係か?

【2】外国人試験官

男性。北欧風、50歳くらい。おとなしそう、かつ優しい。こちらの話によくうなづく。あとの質問は隣に置かれたペーペーを見ながら聞いてきた。(英語はそれほどすらすらとは話していない)

【3】通訳の問題文

富士山に登る人に対していくつかの禁止事項があります。花や実、昆虫を採取してはいけません。岩や溶岩を持ち帰ってはいけません。また位置を変えることも禁止です。決められたルート以外を通ってはいけません。岩や建物などへの落書き、火を焚いたり、テントを設営したりしてはいけません。登山者の動物を放すことも禁じられています。

【4】自分が選択したプレゼンのテーマ

日本の城

【5】プレゼンの内容

日本の城には3タイプがある。山城、平城、その折衷の平山城である。
山城は山の頂上にあり、平城は平地にある。平山城はその中間で、丘の上あるいは山の中腹にある。
もともと、戦国時代、厳しい戦闘が続いていた頃は、敵が攻めてこないように山の上に城を作った。しかし17世紀始め、徳川家康が国を統一してからは比較的平和な時代になったので、城は平地に作られるようになった。

その平城の典型としては姫路城がある。姫路は大阪の西で電車で1時間で行ける。この城は17世紀始めに作られ、壮大で美しく、世界遺産になっている。
特に高い天守閣、3つの櫓など素晴らしい。そもそもこの城は(この辺から、調子に乗りすぎ、かつ緊張&高ぶりのため、一番大事な2分がどこかに飛んで、余計なことを話してしまった。
もしかすると、家康の孫娘、池田輝政の名前も出したかもしれない。覚えていない)西日本の大名から徳川幕府を守るために作られた。
家康が国を統一したものの、西日本にはアンチ徳川の有力大名がいたためだ。姫路城は彼らを見届ける拠点として作られた。
(・・・この辺で、記憶してない何かを話していると、外国人試験官が日本人試験官の方を向いて何か話だした。そこで、ハツとして、「ヤバイ、時間オーバー」と思い、話を終えた。(従って、終わり方は不自然)

【6】質疑応答の内容

(男・外国人、問い)山城は山のどこにあるのか?(山頂?山腹?)
(私)通常、山の上である(頂上)

(男・外国人、問い)山と言うがどの程度の山か?登るのにどの位時間がかかるのか?(低い所では?)
(私)実は10月、備中松山城と姫路城に行ってきた。松山城は結構高く、登るのは簡単ではない。老人で登れなかっ方人もいた。

(男)どのくらい時間がかかったか?
(私)中腹から登ったが、30分以上かかった。

(男)山の上に天守閣があるだけか?
(私)いえ、二の丸、三の丸もある。

(男)天守閣というのはどの位広いのか?
(私)それは城によって違う。松山城の場合、山の上でかなり狭い。このビルの1フロアくらいだった。しかし、姫路城は5階建てで(間違い。7階が正しい?)非常に広々としていた。

(男)昔からの建物が残っている城はどのくらいあるのか?
(私)大半は戦闘、火事、第二次大戦などで燃え、その後復元した。残っているのは非常に少ない。確か・・・6、7城。例えば松本城、松江城などだと記憶する。

(男)日本の城はみな大きいのか。
(私)城と言っても柵のような防衛拠点から姫路城のような巨大なものまでいろいろだ。時代にもよる。歴史によると604年初めて東北に最初に柵が出来たという。姫路城のような巨大な城は、16世紀、織田信長や豊臣秀吉の時代からだと思う。

(男)日本の城とヨーロッパの城はどう違うか?
(私)・・どうと言われても・・。ただ、とにかく違う。例えば、ロンドン勤務時代行った南ドイツ、ノイッシュバンシュタイン場など子供向けのおとぎ話に出てくるような城だ。またイギリスのウインザー城やリーズ城は堅い石でできた堅固な建物だ。これらは、木造の日本の城とは大いに違う。

・・・ここで、男性が女性に「もういいですね・・」的に横向きで話して終わり。
(ペーパーの回収は男性が来た)
小生は「今日はありがとう」と言って退室した。

【8】ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと。

・「日本的事象英文説明300選」・・とにかく、各テーマのイントロをスムーズに話すために有効。
(そのあとは、いろいろ自分なりに付け加えればよい。最初が詰まるとその後に響く)

・一般情勢(選考基準、近年の動きなどの裏話)
・2010年頃の動画で、外国人講師(かなり年齢?)が「300選」の一つ一つを丁寧に解説したもの(英語特訓セミナー:2回に分かれている)
毎回、男女5人くらいの生徒が答え、先生が説明、開設するもの。夏場にゆっくり時間をかけて聞いたのが、その後に効果があった。

・本日は11:40頃、10時からの問題をハローブログで見られて非常に役立った
(前年比、決して簡単なプレゼン問題ではないこと、逐次はもしかするとあまり面倒な構造の日本語は出ないかなと・・・これがその時受けた印象)実際の面接で逐次については大体同じ感想(丁寧にメモを取れば、大きく外したりしない可能性大。
但し、問題文を読むスピードは予想より早かった)

・(但し、私は大きな間違いを犯した。年甲斐もなく緊張し、高ぶり、かつ、一番心配した逐次がまあ何とかなり、かつプレゼンの「日本の城」はまあ組しやすい、と安心したため、一番悪い癖が出た。それは得意げにいろいろ早口で話してしまうこと。
しかも、最大のポイント:「2分の制限」が何と途中からどこかに飛んでしまい、試験官が困ったような顔つきになるまで話し続けたこと。

・・・こうなると、年齢制限はないものの、やはり「通訳ガイド」としての心構え、適性、判断力に問題あり、となり、多分今年はダメだろうと感じています(英語自体は良かったと思うが)一度先生の模擬面接を受けておけば、こういう初歩的な間違いはなかったと悔やまれます。もし来年またやる場合は、今度はもっと防御姿勢で臨みます。
何かと大変お世話になりました。

以上


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