「黒を白と言わされている官僚たち」が痛い。
連日、加計学園をめぐって、マンガのような審議が国会で続いているが、「黒を白と言わされている官僚たち」が痛い。
官僚が官邸に逆らえない理由に、2014年に設置された内閣人事局の存在がある。
内閣人事局は、国家公務員の幹部人事を一元管理する政府組織で、2014年に成立した国家公務員制度改革関連法に基づき、同年5月に内閣官房に設置された。
審議官級以上の約600人が対象で、官房長官が適格性を審査した上で、幹部候補名簿を作成。
閣僚は幹部の任免に当たって首相や官房長官と協議する。局長は官房副長官だが、実際の運用では官房長官が強い権限を持つ。
つまり、官邸に逆らったら、官僚は冷や飯を食うことになるというわけだ。
そこで、官僚たちは、皆、金太郎あめのように、「安倍首相は、(本当は黒だけど)白です、ワン。」と言っている。不本意ながら、言わされている。
官僚たちにも、守り、支えていくべき家族がおり、将来は出世もしたい。
「安倍首相は、黒です。」と言って、自分の既得権、将来を捨てるわけにはいかないのである。
ワン
●~加計学園問題と酷似の構図~ 「通訳案内士の業務独占廃止」の真相と深層(1)
http://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/8266111e881bca848e5d038573581e27
●~星野佳路氏の提言~ 「通訳案内士の業務独占廃止」の真相と深層(2)
http://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/a2c16688b3d0f1c02034d4491b1d853c
以上