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2017年度<合格体験記>(63)(英語)

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2017年度<合格体験記>(63)(英語)

●英語(旧生徒、メルマガ読者、<模擬面接特訓>参加者)

(1)受験の動機

通訳案内士試験は私にとって人生の忘れ物です。約20年前ハローの通信生だった頃3度受けて一次試験かすりもせず。
私にとってはそんな難関な試験でした。旧生徒の中には私のような方結構いらっしゃるのではないでしょうか?
当時受けたTOEIC IPで840でした。けれども時代は変わりましたね。
インバウンド観光業界も激変、私自身も出産等経ていろいろと変化しました。オリンピックもあります。何か私でも出来ることがあるかもしれない。
でも、そのためにはこの資格は最低でも必要なものだと思うのです。忘れ物のような気がするこの試験にもう一度チャレンジしてみようかな、と思ったのが今年の6月半ばです。
2年がかりで取ればいい。そう思っていましたが、今思うと恐ろしく遅い時期です(笑)

(2)第1次試験対策

<英語> → 89点 今年は準備が間に合わないと判断し、過去問ふくめて対策はしていませんでした。やっていたのはこの2、3年NHKのラジオ講座「実践ビジネス英語」を聴いていたことくらいです。文法に関してはハローの生徒時代の「重要基本事項のまとめ」のカセットテープ(^^)を数ヶ月前に聞きました。

<日本地理> → 68点 ハローのマラソンセミナーをひと通り学習しました。西日本在住のためか、東北地方や関東周辺の位置関係がわからないので、「旅に出たくなる地図」(帝国書院)を用意し、ハローの無料教材と共に使用しました。ただ、旅に出たくなる地図は私には地名も詳しすぎるので、動画を視聴する時は子供が使用している小学生向けの地図帳でまずは地名の位置を確認することから始めました。
あとは植山先生のメルマガを指針にして、広域周遊ルートを勉強することと過去問を5年分解いて傾向を意識することを心がけました。試験会場にはハローの2017年youtubeセミナーの資料だけを持ち込みました。

<日本歴史> → 76点 最も苦手な歴史はハローのマラソンセミナーについて行くだけで精一杯でした。それでも、一晩経つと記憶が薄れるので、図書館で小学館のまんが「日本の歴史」を読んだり、自宅では「読むだけですっきりわかる日本史」宝島社 を読んでとにかく歴史のおおまかな流れを忘れないようにしました。人名や年号などはノートにひたすらキーワードのみを書き出して記憶が定着するように努めました。
マラソンセミナーを視聴する時は無料テキストと、「アドバンス中学歴史資料」(帝国書院)を使いました。アドバンス中学歴史資料は写真も豊富ですが、詳しすぎるということもないので、私のような歴史が苦手な者にはちょうど良かったです。ただ、それだけでは仏像や寺社の写真問題対策には足りないので、そこはFlashcards Deluxe の「日本歴史に出る写真」や 〈特訓1800題〉を試験直前まで繰り返しました。試験会場にはハローの2017年youtube セミナーの資料とキーワードノートを持ち込みました。

<一般常識> → 60点 一般常識に関しては、範囲の広さや時間的な制限もあり、ほぼ植山先生のyoutubeセミナーのみです。資料もそれだけを試験会場に持込み最後まで暗記しました。普段から新聞を購読しており、わりと読み込んでいたことも少し役にたちました。
観光白書が出題されて本当に良かったです。

(3)第2次試験対策

一次試験が終わると気が抜けてしまい、ハローの特訓セミナーの音声をなんとなく聴いたりはしましたがなかなか頭に入らず。一次の合格がわかってからあわてふためいての勉強再開になりました。

なにをどうしたらよいのかわからない状態でしたが、ハローのメルマガや合格体験記などを読みまくり、とにかく「日本的事象英文説明300選」をやるしかないなと、スマホに入れてシャードーイング。けれどもそのままのスピードではついて行けず、今更ながら不明な単語がたくさんあったので、スマホでゆっくり再生出来るアプリを見つけて通常の75%のスピードで確認しながらのシャドーイングでした。私にはこれが頭にも入り良かったです。ただ、丸覚えはできないのでキーワードを覚えるつもりで繰り返しました。

プレゼンの対策としては、植山先生が配信された鉄板予想問題83題を1週間で作文。作文にあたっては昨年のメルマガや対策資料も使いました。英作文が苦手な私にはこれが一番困難で時間がかかりました。通訳予想問題34選も合わせて覚えるようにしました。とっさにあちこちから持ってこれるほどのネタは頭に貯められていないので、300選に加えて、松本美江さんの「英語で日本紹介ハンドブック」アルクから生け花、茶の湯など私にとって使えそうな文を大きめのふせんに赤ペンで書き出して300選の該当箇所にベタベタ貼り付けました。試験当日はそれだけを持込みました。

「よし、世界遺産来い!」「明治維新来い!という意気込みは外れ「前方後円墳」「テレビ離れ」「夏祭り」でしたが(^^)せっかく覚えた京都三大祭りが頭をよぎったので夏祭りを選択、地元のお祭りにも絡めてなんとか沈黙せず話すことができました。

(4)「このままでは二次は120%不合格」一次の合格通知を受け取った時の素直な感想でした。とにかくハローの特訓セミナーや過去の口述試験対策特別セミナーを視聴することから始めました。
今年の口述試験対策セミナーにはどうしても都合がつかず動画の視聴でしたが、最後の<模擬面接特訓>にはなんとか参加できました。
この時の最大限の緊張と、植山先生の暖かい励ましが最後は背中を押してくれました。
口述試験待ち時間の廊下の数分では植山先生が握手して力を込めてくださったことを思い出していました。
逐次通訳ではパクチーがとっさに全く出て来なくて頭は真っ白でしたが、「わからないものは仕方ない!」と、とにかく黙らないようにフラフラの英訳でも最後まで食らいつきました。
プレゼンもよく考えたら夏祭りと関係ある??という内容になりましたが、とにかく黙らない!と、内容はボロボロでも笑顔で丁寧に話すのみでした。にこやかに聞いて質問してくださったお二人の試験官に本当に感謝しています。
あっという間の10分間でした。あれが精いっぱいだったと思います。
模擬面接の行きの新幹線までなりふり構わずブツブツとひたすら暗記に勤めたあの時間もふくめて一生忘れることのない素晴らしい日々だったと思います。本当にありがとうございました。

(5)今後の抱負

せっかく合格できましたので、説明会、研修会は地方からですが出来るだけ参加しようと思っています。出来ることはあるはず、と信じて。

参考書 :

ハローの教材以外で利用した参考書等

①300選再編集で参照 

・JTB:「Travel Guide」「 A bird’s-eye view of Japan」

・The Japan Times: 「和英日本文化辞典」「新英語で語る日本事情」

・講談社インターナショナル: 「英語で日本料理」「英語で話す日本の心」 

・ナツメ社:「日本文化を英語で紹介する事典」

・学生社:「日本その姿と心」

・主婦の友社「JAPANESE ILLUSTRATED」

・三笠書房 「武士道」

②参照したweb

・JNTO: the Official Guide: http://www.jnto.go.jp/eng/

・Essential JAPAN Guide: http://www.essential-japan-guide.com/

・japan-guide.com: https://www.japan-guide.com/e/

・planet ware: http://www.planetware.com/

・Nippon.com: https://www.nippon.com/en/

・JAPAN Monthly Web Magazine: http://japan-magazine.jnto.go.jp/en/

③TV : NHK BS Cool Japan, Japanology Plus,YouTube: Trad Japan Mini      

(4)ハローのセミナー、メルマガ、動画、教材などで役に立ったこと

全ての資料と講義が役に立ちます。とりわけ、「マラソンセミナー」の講義は独学の学習者にとってクラスに出席している臨場感があり、孤立感を防ぎ 勇気 づけられました。追い込み時のメルマガはまるで専属の家庭教師の励ましの言葉のようでした。
模擬面接には出席できませんでしたが、受講者の感想には合格の極意が散りばめられていました。
「ゆっくりでも良いから正確に話す」残念ながら私はそれを全く遵守できませんでしたが、ゆっくり話すことで(80~100words/1分間)
ゆとりが生まれ、話す先が見通せ、思考の幅も確保され失敗の確率が減ると思います。正にThe Golden Ruleと実感しています。

(5)今後の抱負

今回の幸運を活かして、特区のガイド試験も合わせてW合格を目指します。

特に元々関心のあった異文化の違いについて自分の体験や学習したことを通じて分りやすく説明が出来るように努力したいと考えています。今再読しているのは、Time 1983年の日本特集号 A Nation in Search of Itselfとライシャワー著作The Japaneseです。30年~40年以上も前の著作物ですが、根源的な日本は変わっていないと感じています。
ガイド学習がきっかけとなり、日本文化の底流にある神道と仏教の奥深さを知り、各地に伝わる習俗も興味深く学び、ハローを通じて日本文化の素晴らしさに触れることが出来た喜びを感じています。
「日本的事象英文説明300選」はガイドのバイブルとしてこれからも末永く愛用いたします。
本当に、この一年のご指導ありがとうございました。深く感謝申し上げます。

以上


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