2013年度通訳案内士試験<最終合格者数を予測する>
2005年度から2012年度までの過去8年間における第2次口述試験の受験者、合格者、合格率は下記の通りで、合格率の平均は、75.0%となっています。
即ち、第2次口述試験の受験者の四分の三が合格しているというわけです。
●過去8年間の第2次口述試験の受験者、合格者、合格率
<年度><受験者><合格者>(合格率)
2005年度<1067名>< 789名>(73.8%)
2006年度<1623名><1137名>(70.1%)
2007年度<3078名><1905名>(61.9%)
2008年度<2402名><1559名>(70.8%)
2009年度<1685名><1125名>(72.7%)
2010年度<1188名>< 932名>(78.5%)
2011年度<1051名>< 894名>(85.1%)
2012年度< 819名>< 713名>(87.1%)
2013年度<1640名>< ?名>( ?%)
●2013年度の最終合格者数予測→1230名
2013年度の第1次試験合格者は、1640名なので、これらの方が、過去8年間並みに合格するとした場合、最終合格者数は、1640名×75%=1230名となります。
●対前年比、517名の増加、72.5%の増加!
2012年の最終合格者数が713名なので、人数において517名の増加、率にして、何と、72.5%の増加になる計算です。
●合格者増→通訳ガイド料金の暴落のシナリオ
受験者としては、合格者が増えることは大いに歓迎したいところですが、ことはそれほど単純ではありません。
2020年の東京オリンピックを控えて、通訳ガイド料金を下げることに必死になっているJTBは、観光庁に圧力を加えて、更なる合格者増を図る可能性も大いにあり得ることです。目的は、勿論、合格者増→通訳ガイド料金の暴落、です。
これは、過去30年間に渡り、JTBと国交省(旧運輸省)が、繰り返し行ってきた常套手段です。
●合格祝賀会のキャパが心配
合格者が増えること自体は大変嬉しいのですが、会場の大きさに限りのある合格祝賀会のキャパが心配です。ウーーン。
以上