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2015年度<合格体験記>(73)

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2015年度<合格体験記>(73)

●英語(教材利用者、メルマガ読者)

(1)受験の動機
A) 高校・中学の英語教員として、教科書のトピックが、欧米理解から日本文化紹介へ大きく移行していることに刺激を受けたため。(ちなみに、12月に「文楽」について学びました)
B) 不安定な様相を呈している国際社会にあって、たとえ草の根の活動ではあっても、異文化理解、国際平和に少しでも貢献するため。(2011年3月11日後の無力感を思い出すたびに、この想いを新たにします)
C) 生徒の立場になって、自らも新しいことにチャレンジするため。(ウクレレは失敗しました!)
D) 実際にガイドする機会があれば、コミュニケーション・ツールとしての英語を肌で感じたいため。

(2)第1次試験対策

<英語> 
TOEICで免除

<日本地理><日本歴史><一般常識>ともに下記通りです。

A) WEBサイト『ハロー通訳アカデミー』(日本地理、日本歴史、一般常識の関連ページ)
B)『通訳ガイド地理・歴史・一般常識過去問解説』(法学書院)の巻末の用語集
※ 繰り返し読んで、表を作成、絵を描き(Visualize)、語呂合わせを駆使して頭に叩き込みました。

(3)第2次試験対策
A) WEBサイト『ハロー通訳アカデミー』(「日本的事象英文説明300選」)(音声付)
B) 松本美江氏『英語で日本紹介ハンドブック』(アルク)
※ ここでも、繰り返し読んで、表を作成、絵を描いて(Visualize)、頭に叩き込みました。

<その他: 日頃の対策(トレーニング方法)>
A)とにかく音読!(2次試験対策)
B)「ペンシル・リーディング」
※英文の上に2~3本のペンを、ほどよい間隔をおいて縦(多少斜めでもOK)に置き、簡易版Cloze-test(穴埋め問題)として使いました。音読したばかりの英文が記憶されているかどうかをチェックするためです。
C) テレビを観ながら同時通訳ごっこ(あくまでも「ごっこ」です)
 ※2次試験対策。『ブラタモリ』も活用して通訳スピーチの練習をしました。2次試験前日放送のテーマは「日光」!
D)話の流れの記憶法
- Visualizeして覚える(上記)
- 自宅のリビングルームを使った記憶術 http://president.jp/articles/-/13441
- ペグ法
E) プレゼンテーションの予想問題をつかって、タイマーを2分間にセットして話す練習を繰り返しました。
※録音・再生して復習しながら。

<その他のその他: 試験会場における対策>
A) 待ち時間に
面接試験開始までの長い待ち時間はプレゼンテーション問題のウォーミングアップにあてました。具体的にはメールマガジンで紹介されていた予想問題を使って1問1枚のカード(A4のコピー用紙ですが)を作成して、カードをめくりながら声には出せませんが、なるべく速いスピードでスピーチ練習をしていました。
ちなみに各予想問題とも、表を作成し、拙い絵ではありましたが簡単な絵を描いて(Visualizeして)話の流れを記憶していました。

B)プレゼンテーション問題で1枚のカード(トピック)を選ぶ方法
3枚のカードを渡されたときの心構えは、とにかく選ぶのに迷わないということでした。ベストのカードを選ぶために10秒の時間をかけるのであれば、たとえ話し易さからすればセカンド・ベストのカードを選んだとしても、同じ10秒で話す項目や具体例を考えた方が、私の場合、結果的にベストのスピーチになると思ったからです。
当日は、「聖徳太子」と「日本の湖」で一瞬迷いましたが、エイヤッという気持ちで「聖徳太子」を選びました。

C) 途中で話に詰まったときのために
途中、話すことを思い出せずに沈黙になりそうなとき、時間をかせぐための長い間投詞代わりのものとして、次のように言おうと決めていました。
"Another thing I’d like to tell you about (topic) is …."
実際、途中で次に言うことが思い浮かばず、このフレーズを使って、あともう2つの話題を絞り出しました。(紙幣に肖像が使われていること。そして、同時に多くの人の話を聴きわけた逸話があること)

D) スピーチの時間が余りそうになったら
2次試験が12月にあるため、自然な話の流れとして年末やお正月の話題に結びつけて10秒くらい話せるとも考えていました。(法隆寺の初詣も、冬の凛とした雰囲気のなかで、また格別ではないでしょうか・・・等々。ただし、実施の試験では、この方法は気持ちの余裕がなくて使えませんでした。)

E) 面接の緊張を和らげる心構え
面接だからといって緊張するのではなく、お客さんと楽しい時間を過ごすつもりで臨むことを薦めているサイトがありました。参考になりました。

F) 丁寧な説明や基本的な説明をするため、そして、スピーチの時間もかせげる方法
アラブや南米からの訪日観光客をイメージしてみると、私の場合、なんとなく基礎から説明してみたくなり、そうなると自ずとスピーチの時間も長くなります。

G) トピック次第ですが、何か困ったら使おうと思っていた単語(例)
auspicious, eco-friendly, magnificent, artistic, tranquilityなどです。

H) アイ・コンタクト
手元のメモを見て話す時間が長かったので、アイ・コンタクト不足はプレゼンテーション問題のQ&Aで挽回したつもりです。

I) 通訳問題とプレゼンテーション問題の終わらせ方
通訳問題でもプレゼンテーション問題でも、自分の話が終わったら"Thank you."と言うようにとありました。しかし、当日の面接では、緊張していたせいか自分がいったい何分何十秒くらいスピーチをしたのか分からなかったため自ら話を切り上げることができずに、"Thank you"といってスピーチを終わらせることができませんでした。(ちなみに、私の場合、試験官の方が、スピーチがひとまず終了したという雰囲気を見て、試験を進めてくれました) したがって、面接が一通り終わったときに、"Thank you very much."を不自然にならない程度、連呼しました。

(4)ハローのセミナー、メルマガ、動画、教材などで役に立ったこと
昨年、植山先生がマダガスカルにご旅行なさったので、2つのアフリカのことわざを拝借して、いかに教材・メルマガが役立ったかをご報告させていたただきます。

1.If you want to go quickly, go alone. If you want to go far, go together.
「はやく行きたければ一人で行きなさい。遠くまで行きたければみんなで行きなさい」
植山先生のアドバイスや激励文、そして、いっしょに受験する皆さんのご意見・ご感想(勉強のコツ、志、苦労話など)を読んで大いに勇気づけられ、最後までモチベーションを維持することができました。

2.The best way to eat an elephant in your path is cut him up into little pieces.
「行く手を遮るゾウを食べる最善の方法は、それを小さく切り分けることだ」
無償で教材を提供していただいただけでなく、膨大な試験範囲を小分けにして優先順位をつけて明示していただきました。
特に、通訳案内士試験受験初心者の私に何よりありがたかったのは、プロのご経験に基く最善の手順を踏んで学習しているという安心感があったことです。

(5)今後の抱負
英語教師として教室の内外で、たとえ小さな貢献ではあっても、日本文化の発信、草の根の国際交流に役立てるよう研鑽を積んでまいります。

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