2016年度第2次試験<受験レポート>(42)13:00~14:00(酢飯の作り方)
●試験会場:西南学院大学(福岡)
●受験外国語:英語
●受験時間帯:13:00~14:00
【1】日本人試験官
50代くらいの女性。柔らかい感じ。
【2】外国人試験官
40代くらいの男性。物静かな印象。アメリカ英語。
【3】通訳の問題文
すし飯の作り方を説明します。少し硬めに炊いたご飯に、すし酢を混ぜます。その際、しゃもじを使って、ご飯にしたたらせるようにします。すぐにかき混ぜるのではなく、酢が染み込むまで5分ほど待ちます。
(…のように記憶していますが、間違いや抜けている箇所があるはずです。)
【4】プレゼンのテーマ
神社
合気道
日本の家族について
【5】自分が選択したプレゼンのテーマ
神社
(ざっくりした和訳で)
神社は日本独自の宗教である神道の神々が祭られている場所です。
日本中に8万の神社があります。日本人はよく神社に行きますが、特に正月にはたくさんの人が初詣に行き、新年の健康と幸せを祈ります。
福岡では、太宰府市にある太宰府天満宮がもっとも有名であり、おすすめの神社です。
装飾された建物が美しく、日本らしい雰囲気を感じられる場所です。
そこには、9世紀に活躍した藤原道真というとても賢い人が祭られています。
なのでお参りをすると、勉強や学問へのご利益があると信じられています。
というわけで、大宰府天満宮に行ってみましょう。
神社の素敵な雰囲気を味わえ、さらに菅原道真のご利益も得られるかもしれません。
(…のような内容を、つたない英語で伝えましたが、伝わったかどうか。)
(試験官はおふたりとも、相槌も笑顔も特になく、じっとこちらを見て話を聴いていました。)
【6】質疑応答の内容
(これもざっくりした和訳で)
Q.お正月以外では、どんなときに神社に行きますか?
A.いろいろありますが、若い家族では、11月に子どもの成長を祈願しに行きます。
男の子が3歳5歳、女の子は3歳7歳になると、両親に連れられて神社に行くのです。
このイベントは「七五三」といいます。
Q.神社では、どんなお願いごとをする人が多いですか。
A.試験の合格祈願です。
日本では大学入試は大きなイベントで、1月になると若い人たちがたくさんお参りにきます。
Q.昔の人たちは、どのようなことをお祈りしていたのでしょう。
A.五穀豊穣です。このための祈りの場が神社の起源だといえます。
Q.神社で結婚式をあげる人はいるのでしょうか。
A.はい。神社で和装であげる結婚式が人気になりつつあります。最近増えています。
Q.あなた自身はよく神社に行きましたか?
A.はい、よく行きます。
実は昨日、この試験の合格祈願のために地元の神社に行ってきました。
Qお気に入りの神社はありますか。
A.さきほどお話した大宰府天満宮のある大宰府市に、宝満山という山があり、
ご神体として祭られています。
その山のふもとにある神社が、緑に囲まれ静かな雰囲気があり好きです。
人によく馴れた鹿もいてかわいいです。
【7】受験の感想
当日のお題は、通訳が「酢飯の作り方」、プレゼンが「神社」。「酢飯の作り方」は文字数は多めでしたが、ビジュアライズしやすい内容でした。
「しゃもじ」がパッと出てこず、「…spoon-like,ladle-like,wooden stuff used to stir Japanese rice」と言ってごまかしました。なんとか6割は意味が通じたかな?
「神社」はベタなお題でよかった~と思いつつ、これまたベタなプレゼンでしたが、笑顔で!沈黙しない!ことだけを考えて切り抜けました。
受験の直後は、とにかく話し続けられたことに満足し、達成感でいっぱいでした。
が、いま考えると質疑応答の時間が異常に長かったような…。
もしかしたらプレゼンが1分くらいで終わっていたのかもしれません(汗)
試験官の質問の内容も、プレゼンの不足を補ってやろう的な感じだった気がします(汗汗)
【8】ハローの教材、セミナー、動画、メルマガなどで役に立ったこと。
「逐次通訳で真っ白になり、聞いたこともないようなプレゼンテーマが出、テンパって沈黙して撃沈してしまったら…」1週間前くらいから、そんな最悪のパターンを想像しては心臓をバクバクさせていました。
試験前夜までが本当にきつかった。
そんななか、ハローの動画とメルマガはこれ以上ない励みになりました。
植山先生のメッセージに何度勇気づけられたことか…。
前日などは、ハローのブログを何度も何度もチェックして、精神安定剤代わりにしていました。
また個人的に、北川さんのトークがツボでした。
まさか「るろうに剣心」が出てくるとは(笑)追い詰められていた私に一服の清涼剤となりました。
本当にどうもありがとうございました。
これで戦いの日々も終わりです。
合格発表までは落ち着かない気持ちですが、ひとまずゆっくり休みたいと思います。
以上