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2016年度<合格体験記>(7)

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2016年度<合格体験記>(7)

●英語(メルマガ読者、セミナー参加者、模擬面接特訓参加者、動画、教材利用者)

(1)受験の動機
昔から旅行業界で働くことにあこがれ、若干英語も話すことができた。まさに夢のような資格だと思い、2015年5月に受験を決意。2015年度は一次で合格するも二次で不合格となる。

(2)第1次試験対策

<英語>2015年度一次合格のため免除

<日本地理>同上植山先生

お世話になっております。
おかげさまで合格いたしました!
自信はありましたが、自分の番号を見るまでは少しドキドキでした。ご指導ありがとうございました。

●英語(セミナー参加者 ※昨年)

(1)受験の動機
 仕事で語学を使用する機会もあるため、将来的に仕事の幅が広がればと中国語、英語の2ヵ国語合格を目標にスタートしました。昨年度中国語に合格し、今年度は英語に挑みました。
昨年度1次試験は4科目の受験で大変な思いをしましたので、まずは1次で楽をするために取り掛かりとしてハードルが大きく下がった免除資格を取得することにしました。

(2)第1次試験対策

<英語> → 免除(事前にTOEIC Speakingを受験し免除資格を取得しました)
☆使用参考書
 『頂上制覇 TOEICテスト スピーキング/ライティング 究極の技術』
 『本気で鍛えるビジネス英語 TOEICテスト スピーキング/ライティング』
 『TOEICスピーキングテスト リアル模試15回』

※これから免除資格取得を計画されている方のご参考に。
まず免除資格取得のために試験を比較検討しました。
・通訳案内士一次試験:マークシートに変更となり難易度は下がったが一発勝負。2次に向け知識面で強化が図れる。
・英検1級:難易度が一番高くまた時期的にも間に合わない。
・TOEIC:情報、参考書等が豊富で、多くの方が言われているように一番容易。
・TOEIC Speaking:参加者が限られ情報も少ない。スピーキングの強化が図れる。開催頻度が高い。
・TOEIC Writing:Speakingと同様に情報、参考書が少ない。文法の強化が図れる。開催頻度が高い。単独受験が出来ず受験料が高額。

最初はTOEIC受験を決め参考書を購入しましたが、2次試験のことを考慮しTOEIC Speaking受験に変更しました。結果として発音・イントネーションの矯正や考えながら話す練習ができ、2次試験を考えると正解だったと思います。

<日本地理> → 免除(昨年中国語合格)

<日本歴史> → 免除(昨年中国語合格)

<一般常識> → 免除(昨年中国語合格)


(3)第2次試験対策
春のTOEIC試験後は一旦英語から離れ、11月より2次試験の準備を開始しました。昨年の中国語では直前1週間しか準備期間がとれなかった為、今年は仕事の合間をぬって早めに準備をスタートしました。

2次試験への準備として、まず300選のシャドーイングと英文の朗読を毎日行いました。
あわせて過去問を分析し予想問題を絞り込み、観光地、伝統文化、現代文化から計300項目を選びました。(300選の中には最近の傾向から確実に出題されないと思われるものも多いため、事前に自身で選別したほうが効率的です)各項目について3から5行の箇条書きを参考資料から日本語で書き写す形で準備し、すぐ出てこない単語のみ英語で追記しました。それぞれ1分オーバーの内容をイメージし、1分以上話せれば残りは関連トピックや外国人旅行者の方へのアドバイス等を追加し1分40秒はいけると判断しました。

参考例ですが、
『平泉』
・世界遺産 12世紀頃奥州藤原氏 the northern Fujiwara
・中尊寺、金色堂(国宝で金箔)、毛越寺 “golden hall”, gold leaf, Motsuji
・清衡 戦乱 極楽浄土を再現 3ミイラ reproduce the pure land, 3 mummies
・一の関乗換2.5h 平泉駅 
 ⇒ 関連トピック 紅葉 花巻温泉 わんこそば 南部鉄器 

観光地については内容を覚える際にyoutubeの紹介映像を合わせて確認し、イメージを脳内に刷り込みました。同時に単語帳を作成し、日本文化や観光地紹介の際よく使われる英単語、難しい専門用語を別途暗記しました。
実際の試験では、作成した300項目の中にプレゼン出題の「盆栽」がありましたが、最終的に予想問題にはなかったものの観光に話をつなげやすい「ラムサール条約」を選びました。単語帳に「ラムサール条約」があり、また湿地の説明として予想問題にあった「尾瀬」、「琵琶湖」の情報が役に立ちました。逐次テーマの「蕎麦」は予想問題の一つ「年越しそば」で基本単語がカバーできました。
300項目の作成に20日、内容の記憶に5日、最後の5日はオンラインスクールでレッスンを受けました。具体的には、記憶があいまいなテーマをローマ字で抜き出し講師の方に読み上げていただき、1分で説明するといった方法を繰り返しました。並行して日本人講師の方に逐次の過去問を読み上げていただき、メモ取りと訳出しの練習を行いました。
そして最後の仕上げとして男女一人ずつネイティブ講師のレッスンを受けて(ネイティブのレッスン料は高いので普段は受けられません)、日本文化や観光地について自由に質問していただき、ネイティブの方でも十分通じるとの自信を深めました。

当日試験会場で最後のイメトレをしてみますと、緊張からか記憶の取り出しがうまく出来ませんでした。そこで待ち時間中、世界遺産を一つずつ脳内プレゼンすることで少しずつ記憶が戻ってきました。

☆使用参考書等
ハローセミナー動画
ハローネイティブ講師2次対策動画
ハロー128選資料
『英文説明300選』
『英語で説明する日本の観光名所100選』
『英語で日本紹介ハンドブック』
『中国語40字で伝える日本』(※日本語説明部分)
『外国人に人気の日本の観光スポット』
過去数年の流行語大賞ノミネート一覧

また、ほかの参加者の方の感想を拝見していますと逐次を苦手にされている方がとても多いように思いました。私は情報を提供していただける分、プレゼンよりも逐次の方が気楽に感じていました。今後参加を予定されている方は逐次で失敗し動揺したままプレゼンに突入とならないように、プレゼンの準備だけではなく逐次の練習もしっかり行う必要があると思います。

※僭越ながら参考までに逐次練習方法を紹介させていただきます。

基本的に3つのステップで練習を行います。
1. 日本語の録音を日本語でメモして、日本語で正確に復唱する
2. 日本語で書かれた文章を見ながら、即座に英語に訳していく
3. 日本語のメモを見ながら即座に英語に訳す

― 1のポイントは、
・A4用紙を横にして縦に3分割をしてメモ取りをする
 ・キーワードとなる2、3割程度をメモし、残りを記憶するイメージで行う
・固有名詞、重要単語、数字は絶対に落とさない
 ・片仮名でメモをとり、漢字は基本的に使用しない
・片仮名でメモする際も単語をすべて書かず頭文字の2、3字程度にとどめる
・日本語での復唱は100%を目指す。ここで80%しか復唱できないと最終英語訳ではそれが60%程度へと落ちます。日本語メモ100%、英語訳85%を目標に行う
・文の終わり、意味の切れ目などには必ずスラッシュか横線を入れる
・記号を使用する。よく出てくる単語は事前に記号で準備する
 ex. 日本人、文化、年、以降、以前、~中、頃、旅行者、増加する、減少する
   とても、好き、影響する、たくさん、少し 等々です

上記の内容を踏まえて、録音素材を使用するか、ご家族の方などに300選などの日本語文章を読んでもらい、内容をメモ取りして日本語で正確に復唱する練習を繰り返してください。ネットのニュースでもかまいません。短時間記憶力の強化も図れます。

― 2のポイントは、
・長い日本語の文章を複数の短文英語で訳す
・直訳ではなく意訳をする。日本語を無理やりそのまま英語に置き換えない
・訳す際は100%を訳そうとはしない。装飾語等が落ちても全く問題ない
・多少情報を落としても問題ないが、逆に情報を追加することは厳禁
・日本語の文章を目で追いながら、意味がとれる区切りごとに英語への訳出しを行ってください。声に出すと効果的です。

300選などを利用し目で追いながら短文の英語にして訳出しをする練習をおこないます。ポイントは日本語を1文または1文の途中まで読んだら、すぐに短文に分けて訳出しを行うということです。この練習は通勤の電車やバスの中でも可能です。

― 3のポイントは、
・メモ取り終了後すぐに通訳する必要がありますので、素早く頭を切り替えてください
・これは練習することで慣れると思います

1、2の練習がある程度進んだところで、最終段階として3の日本語の文章をメモ取りしてそれを英語で訳出しをする練習を行ってください。これらの練習を日々少しずつやるだけでも、短期間で逐次に対しての自信が格段に強まります。

さらに逐次で一番不安な点はおそらく英単語が出てこないことかと思います。重要単語でなければ落としてしまうしかないのですが、キーワードだった場合そうもいきません。私の場合このケースでは、日本語でその単語を読んでその後にor ~と英語で簡単な説明をつけようと考えておりました。
練習の際もわからない単語をすぐに調べるのではなく、まずこの方法で訳してから辞書で調べた方が当日慌てずに済むかと思います。

さらに興味がある方は下記のキーワードで検索してみてください。
1の練習法 『ノートテイキング』
2の練習法 『サイトトランスレーション』
それぞれ通訳学校での練習法を通訳案内士試験対策用に改変しております。


(4)ハローのセミナー、メルマガ、動画、教材などで役に立ったこと
去年、今年のセミナー動画を拝見し勇気をいただきました。またネイティブ講師による2次対策動画は大変素晴らしく、生徒になったつもりで解答の練習をさせていただきました。

(5)今後の抱負
おかげさまで当初の目標「2年で2科目合格」を無事果たすことが出来ました。今後通訳案内士の資格は形骸化していく傾向にはありますが、引き続き「東京オリンピックまでに3科目合格」を目標に少しずつ準備を進めていきたいと思います。
ご指導ありがとうございました。

以上


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