2017年度<合格体験記>(84)(フランス語)
●フランス語(メルマガ読者、<模擬面接特訓>参加者、教材利用者(300選))
(1)受験の動機
留学・海外での就業経験ほか、幼少の頃より国内外を問わず旅行が大好きで、これからは好きなことにずっと携わっていきたいと思いました。また、自分自身が海外滞在中、現地の方々にお世話になった経験があります。今度は、訪日される方々に対して、その時の恩返しを少しでもできればと考え、通訳案内士の道を選びました。
昨年の英語に続き、今年は二か国語目になります。
(2)第1次試験対策
<フランス語>
ハローのWebsiteより過去問を印刷し使用しました。
4月より、お茶の水にある老舗のフランス語学校の通訳案内士一次試験対策講座および7-8月にかけては同校の直前講座を受講しました。
あくまで私見ですが、春に受けた講座では、試験問題の傾向と対策を講師の方がきちんと分析されていて、時間内に終わるために、問題をどの順番で解いたら良いか等、説明をしてくださいました。
この説明を聞いていたので、一次の大量の問題を時間内にすべて解くことができました。
また、前年度の過去問や、特に得点源となる和仏問題を丁寧に解説していただき、自分で勉強する際に参考になりました。
進み方が非常に遅いので、受講生がどんどんやめていましたが、私にとっては良い講座でした。
他、教材として「フランス語日本紹介事典」という本およびCDを使用し、通勤など、隙間の時間に繰り返し聞くようにしました。
<日本地理> → 免除
<日本歴史> → 免除
<一般常識> → 免除
(3)第2次試験対策
一次試験に合格している自信がなかったので、一次受験後の9月以降も引き続き、上記、同校の一次試験試験対策講座を受講しました。
実は、春の同講座と異なり、秋からの同講座は、最初はまったく現行の通訳案内士の試験内容に沿っておらず、お世辞にも「一次対策講座」と呼べるものではありませんでした。
そのため、学校のスタッフおよび講師に何度も直談判し、過去問なども持ち込み、最終的には、現時点での一次試験とほぼ同じ形式になるよう、講座の内容を変更してもらいました。
一次の結果が出てからは、この「一次試験対策講座」は必要ないように思われ、途中で止めようかとも思いました。
しかし、一次の最後の問題は二次試験にも十分役に立ち、表現方法、言い回しなどわからない部分をフランス人講師に直接確認することができたので、結果として取り続けて良かったと思っています。
また、植山先生の<模擬面接特訓>にも参加し、資料をもとに直前まで「鉄板」と言われたお題について確認し、更に、プレゼンテーションについては、以前通っていたフランス語学校に、プライベートのレッスンをしてもらいました。
その際も、「鉄板」のお題について、本番と同じように自分自身でカードを用意し持ち込みました。
本番の形式を説明して、時間配分なども本番通りにすすめてほしいと要望を伝えて、レッスンをすすめてもらいました。
さらに、NHKラジオ講座(毎日フランス語)を聞きました。
ラジオ講座は、現在、応用編(木・金)で、日本にあるフランス関連の文化等をテーマとしているため、二次試験に役立つのみではなく、ガイドになってからも使える表現があると思います。
これらを二次試験まで続けました。
(4)ハローのセミナー、メルマガ、動画、教材などで役に立ったこと
英語以外の情報は極端に少なくなります。
また、上記の一次対策講座も受講人数が少なく、「どうしても受かりたい」という熱気もあまり感じることができなかったので、メルマガで、直近の受験情報を把握し、志を一緒にする人たちがいる、という気持ちを持ち続けるようにしました。
そういった意味で、メルマガは本当に支えになりました。
英語以外の言語を受験する方は、仲間を見つけることが簡単ではありません。
私の場合、一人で「私はフランス語の通訳案内士になりたいんだ」と1年間、強く思い続けることは容易なことではなかったので、時折、過去のセミナーの動画を見ることで、目標を見失わないようにしました。
(5)今後の抱負
これからが大変だと思っております。合格したからといって、すぐにガイドとして働けるだけの知識と技量があるとは思っておりません。
ただ、今年は研修に振り回されるばかりで、FITが数件という感じだったので、来年からは二か国語でLong Tour、VIPもできるようになることを目指し、知識も仕事もバランスよく、増やしていきたいです。
また、将来的にはスペイン語、ロシア語など、引き続き、多言語に挑戦していきたいと考えております。